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【気づき】Vol.1012(2011年4月10日発行のブログより)

今の大切さ。

老後の心配をする人は多い。

世界⼀の保険大国日本は、「万⼀の際」を心配するのが大好きだ。

ぶっちゃけよう。

万⼀の際を考えなくても、もう⾷いっぱぐれない世の中になってしまった。

しまった、という表現はよくないかな。

それだけ日本は文化的生活を保障されているということだ。

諦めさえしなければ、必ず生きていくことができるのだ。

職業も選ばなければ必ず就くことができる。

こんな国は世界で珍しい。

だから、「今」をもっと大切にしてみてはどうだろうか。

先を考えるな、という短絡的な意味ではない。

考えても仕方のないことは、考えても仕方がないじゃないか。

「今」「⽬の前」にいる大切な人に明⽇も確実に会える保証はない。

もし、その人と顔を合わせるのが最後だとわかっていたら、
何を話すだろうか。

いつもそんなことを考えて生きていくと違った人生を味わえる。

今、この瞬間を楽しもう。

明日が心配でも今を笑おう。

1兆円よりも1万円のほうが価値が高くなる瞬間がある、
といったらあなたは信じるだろうか。

今日の1万円は、死ぬ直前の1兆円よりも遥かに価値が高いだろう。

どんなにお金の亡者でも、
死ぬ直前に枕元に1兆円を積まれて嬉しいだろうか。

嬉しいという人はそれはそれで大物だが、
たいていはそんな紙クズは邪魔なだけだろう。

健康なときに好きな人と1万円でおいしいものを食べたほうが、
幸せなはずだ。

今を、たっぷり楽しんで生きよう。

死に際にやっていることが、あなたの人生の集大成なのだから。

追伸.

生命保険の死亡保険金額を、
人生の早いうちに稼いでしまうのを目標にしてはどうだろう。

たとえば、
保険金額が2000万円(実際には2000万も要らないけどね)だ、
というのなら、
キャッシュで2000万円貯まったらさっさと解約してしまうことだ。

年収1000万の人なら好きなことやりながらでも、
5〜6年もあれば2000万くらいすぐに貯まる。

年収500万でも15年あれば貯まるだろう。

貯まらない人は自分で自分を経営できていない人だ。

生保なんて節税にもほとんどならないし、
万⼀の際はもう手許にあるのだから。

小学生でもわかるカラクリ。

駅前⼀等地にある、あのでっかいビルに寄付したいという人は別だけど。

そして死亡保険金額分をはみ出したら、
美味しいものをたらふく⾷べて好きなことをたくさんしよう。

それが人生だと思うんだけどね。

何が金がかかるといって、
貯金ほど金がかかって生産性のない趣味はないから。

追伸の追伸.

貯める力のからきしない人限定で、
最低限の生保に加入しておくのが大人というものだ。

たとえば収入より支出が多いという、自分で自分を経営できない人。

その場合も、
もしあなたにローンが完済したマンションや⼀⼾建があるならば、
蓄えが1000万もあれば、
あなたの残された大切なパートナーは、
65歳から85歳までの20年間は年金との併せ技で、
多少質素にはなるがじゅうぶん生きていける。

たとえわずかでも子どもに残したい?

子どもに残すのは生き様であって、

お金を残すのは子どもの人生をダメにするだけなんだよね。

 ...千田琢哉(2011年4月10日発行の次代創造館ブログより)

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