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【気づき】Vol.1122(2011年7月29日発行のブログより)

陽気なギャングが地球を回す。

2006年5月の邦画。

原作は同タイトルの伊坂幸太郎著で、新書は10万部超売れ、
その後文庫化されこれまたベストセラーとなる。

映画も面白い。

何といってもゲストが超豪華だ。

大沢たかお、佐藤浩市、鈴⽊京⾹、松⽥翔太。

この4人が銀行強盗のギャング役だ。

大沢たかおは人間嘘発見器。

佐藤浩市は演説の達⼈。

鈴⽊京⾹は正確な体内時計の持ち主かつ神業のドライブ・テクニック。

松⽥翔太はスリの天才。

みんなそれぞれの才能を活かして見事にシゴトをこなしていく・・・
はずだったがそこにはいろんな壁が出現するんだね。

だからこそ、小説になり映画になるわけだけど(笑)

泥棒物で僕が⼀番好きなのは『60セカンズ』。

共通点は、みんなそれぞれが何かの天才であるところがいい。

1⼈でも⼗分やっていけるんだけど、
あえて何か大きな共通の⽬的のために協力する。

アニメだとルパン三世の『カリオストロの城』。

今回改めて気づかされたのは、こうした泥棒の天才たちの共通点は、
お金よりもお金を盗むプロセスを楽しんでいるところなんだ。

途中で道を妨げる連中も同じ悪党なんだけど、こいつらはお金だけが目的。

でも、映画の主⼈公たちはお金は2番目で、あくまでもプロセスが最優先。

その証拠に横取りされたり邪魔されても、
お互いの命のことを心配するんだよ。

敵のハイエナたちは敵を平気で見殺しにしていくんだけどね。

これって戦争も同じこと。

アマゾンの熱帯雨林の中で、
負傷した仲間をちゃんと最優先で背中に背負ってあげるか否か、
これ以上のモチベーションはないよね。

仕事も同じ。

部下の骨を拾ってあげることができるリーダーでなければ、
プロになることはできない。

こんなサラリーマンって100人に1人はまずいないでしょ。

真面目な話ね。

だからサラリーマンというのは軽く見られてしまうんだよ。

追伸.

サラリーマンを卒業して、プロになろう。

『北斗の拳』

に出てくるジャギって、決して他人事ではないんだよね。

ジャギは世の中にゴロゴロいる(笑)

誰の心の中にだって、ね。

追伸の追伸.

モデルをされているわだまきさん、
本を読んでブログに書いてくれてありがとう。

追伸の追伸の追伸.

tomoさん

いつもブログを読み込んでくれていてありがとう。

追伸×4.

高澤大介さん、

映画『クローバーフィールド』情報ありがとう。

半年前にその情報を聞いて確認するために借りたのに、
実際に借りて観た時にはすっかり忘れてました。

学生時代もサラリーマン時代も、
うっかりカバンを忘れて手ぶらで登校・出社したことが
何度もあるくらいなので、仕方ありません。

誰一人として故意ではないことを信じてくれませんでしたが
当たり前ですね。

コンサルティング会社では、
メンバーたちが連日徹夜で仕上げてくれた300ページの報告書を、
大切にデスクの上に置き忘れて飛行機に乗ってしまったことがあります。

クライアントには、

「実は、最初から報告書はありません」

と開き直ってプレゼンして大成功でした。

あと15年ほどしたら時効になるのでメンバーには謝ろうと思います。

未だに思い出しただけでちびりそうになります。

この時ばかりはハイジャックしてUターンしてもらいたかった・・・
そのエピソードを8月12日(金)にPHP研究所から出る

『「その他大勢のダメ社員」にならないために20代で知っておきたい100の⾔葉』

にも書きました。

これもまた人生なんですね。

...千田琢哉(2011年7月29日発行の次代創造館ブログより)

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