【千田琢哉の頭脳】Vol.0501(2010年6月19日発行のブログより)
世の中には自己啓発本や成功本が溢れかえっています。でもこれらを読んで成功するのは著者や出版社だけで読者のほとんどは成功などしていないのが現状ではないでしょうか。あるいはセミナー講師や華やかなコンサルタントも同様に見えます。私も何とかして一度の人生を成功させたいと考えています。夢を実現させる成功者とそうでない圧倒的多数の人たちの決定的な差って何でしょう?
(愛知県・会社員・Iさん・男性・32歳)
夢を実現させることができる人は1%です。
これは今も昔も確率的には不変です。
つまりたいていの人は夢は夢のまま終わらせるのであって、
実現しないのです。
辻褄合わせの夢ではなくて、心の底の第一志望の夢のことを言っています。
でも99%が実現しないのであれば、それが普通なのであって、
1%の実現する人が確率的には異常だから気にしなくてもいいのです。
問題は、その夢に向かってチャレンジしたか、が大切なのです。
私が物心ついて最初の総理大臣は、現在92歳の中曽根康弘さんでした。
中曽根康弘さんは91歳のときに名言を残しています。
「政治は、美しいとか、キラリと光るとか、形容詞でやるのでなく、
動詞でやれ」
自分で自分を治める夢に対する考え方と同じです。
夢を語るときには形容詞や形容動詞が先行しがちですが、
大切なのは動詞です。
やったか、やらなかったか、やるか、やらないか、ただそれだけなのです。
最初に戻りますが、99%の人たちは夢が実現することはありません。
だから同じではないかと思うでしょう。
ところが全然違います。
1%の人はたまたま神輿に担がれただけなのです。
99%の夢叶わぬ人たちの中には二通りの人がいます。
行動せずに予定通り夢が叶わなかった人。
行動したのに夢が叶わなかった人。
後者の人が神輿を担いだから、1%の人が神輿に担がれただけなのです。
だから、経営でも一族のみの繁栄に固執すると後々しっぺ返しが来ますし、政治も選挙前はこめつきバッタだったにもかかわらず、
当選して1週間も経つと急に先生面して私利私欲に走るとスキャンダラスに足を引っ張られるのです。
すべてに理由があるのです。
1%の人はいわばゴルフのホールインワンと同じですから、
周囲にご馳走しまくらなくてはなりません。
ホールインワンは賞金以上にお金がかかりますから、
ホールインワンの損害保険があります。
成功というのはそういうものです。
成功者は誰のおかげで成功したのかを常に考え、
成功しなかった人は成功しなかったけれども
やり切ったことに誇りを持って、
成功者に体の高い位置で拍手することです。
体の高い位置で拍手した人の中から次の成功者が生まれます。
これには例外がありません。
...千田琢哉(2010年6月19日発行の次代創造館ブログより)
↓千田琢哉のコンテンツ↓
🔷千田琢哉レポート
文筆家・千田琢哉が書き下ろした言葉を毎月PDFファイルでお届けします。
🔷真夜中の雑談~千田琢哉に訊いてきました~
文筆家・千田琢哉があなたから頂いたお悩みに直接答える
音声ダウンロードサービスです。毎月1日と15日発売!
“毎月1回の飲み代を、毎月2回の勉強代に”
🔷千田琢哉公式チャンネル
「3分の囁き」千田琢哉の独り語りをYouTubeでお楽しみ下さい。