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【千田琢哉の頭脳】Vol.0341(2010年1月10日発行のブログより)

言っていることは変わらないのに、説得力に多大な差が出てしまう・・・こんなことが日常で頻繁に起きています。もちろん私はこれで悩んでいます。説得力に関する心理学関連の書籍もセミナーにもできる限り自己投資してきました。内容は負けていない、いやむしろ勝っているのに結果が負けてしまう・・・これって何なのでしょう?勝負に勝っても試合に負けては意味がないというのが私の持論です。説得力増したいです!

(福岡県・会社経営・Kさん・男性・50歳)

Kさんは勉強熱心ですでに心理学やハウツー本の類は
ひと通り学んでおられるでしょうから、
今回はあえて一般論を外しましょう。

結局は肉体的な強さが裏付けになっているのではないでしょうか。

アメリカに留学したことのある人であれば、
否が応でもわかることがあります。

それはアメリカでは男性はマッチョマンでなければ
お話にならないということです。

デブはもちろんガリガリでもダメなのです。

女性たちに決して許してもらえないのです。

だから向こうではエリートは
みんなボディビルダーのような体をしています。

嘘ではありません。

暇さえあれば筋トレをして肉体を鍛えておかなければ、
高校生になって女性とデートすらできないという厳しい国なのです。

関西ではどんなにスポーツができても勉強ができても男性が

「お前、オモロないな」

と言われたら自殺したくなるくらいショックを受けます。

オモロないな、というのは存在価値ないな、という意味なのです。

アメリカではこれが肉体なのです。

どんなに優秀でもデブとガリは出世できません。

野性的といえば野性的ですが、
わかりやすいといえばこれほどわかりやすいこともないでしょう。

でもこれは人間社会の本質を衝いています。

日本においても実際のところ口論で説得力を増すのは
最終的には肉体的な自信の差です。

別に殴り合いのケンカになるわけではありませんが、
コンマ何%の誤差で口論が殴り合いになった場合のことを
女性は本能的にイメージしています。

否、何よりも男性自身が本能的に肉体的な上下関係を
察知しているはずなのです。

肉体の状態と精神の状態はまさに一致しています。

だから評論家を見ていても、
肉体的に弱そうな人は甲高い声で叫び続けていますが、
説得力で有利になるとはいえません。

身長の高低は意外に隠せます。

座ってしまえば座高の高さはあまり変わらないことが多いからです。

しかし胸板の厚さや腕の太さ、手の大きさ、肩幅といった部分については
隠しようがありません。

もちろん中身のほうが大切ですが、中身が問われずに
1回勝負で終わってしまうことも人生には数多くあります。

半分冗談で聞いてもらっても構いませんが、
毎日腕立て伏せを100回やり続けるだけでも
自信がみなぎってくるでしょう。

お試しの価値はアリです。

...千田琢哉(2010年1月10日発行の次代創造館ブログより)

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