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【千田琢哉の頭脳】Vol.0062(2009年4月6日発行のブログより)from次代創造館秘書室

人の魅力って、一体何で決まるのでしょうか?周囲を見渡していると、能力以外に見せ方、見られ方というのが非常に大切に思えてきます。不遜かもしれませんが、私とたいして魅力が変わらないのにモテル子もいます。

(愛知県・会社役員・Wさん・女性・43歳)

一つはっきりと言えるのは、
人の魅力というのはギャップだということです。

昔、『金持ち父さん 貧乏父さん』という本がベストセラーになりました。

考えてみれば、不思議な話で、「金持ち」と「貧乏」は
まったく逆の意味なのに共存しているのです。

つまり、大半の人は自分のことを平均とか普通と思っていますから、
このギャップが人を惹きつけるのです。

両極端なものを一体化させることによって、
より高次元の付加価値を生み出すことができるのです。

やさしいだけの人はたくさんいます。

ところが、やさしくて強い人は少ないです。

カッコイイ、美人というだけの人はたくさんいます。

頭がいいというだけの人もたくさんいます。

でも、カッコよくて、美人なのに知的という人になると一気に少なくなり、付加価値が高くなります。

東京大学卒業の女優、歌手、スポーツ選手というのは、
それだけで嫉妬されてしまうものですが、
実際にそれだけギャップがあり、魅力的だということなのです。

貧乏な人で軽自動車に乗っているのは当たり前ですが、
お金持ちなのに堂々と軽自動車に乗っていると迫力があります。

ギャップというのは、実力以上に実力です。

Wさんもご自身の魅力が必ずあり、
すでにそれはご自身でも気付かれているのではないでしょうか。

あとは、それと対極に位置するような自分自身の弱点とも
解釈できるようなものと、上手に一体化させることによって
より次元の高い価値へとシフトさせることが大切です。

人の魅力というのは、

・・・だから、すごい

ではなくて

・・・なのに、・・・とはすごい

と評価されるものです。

...千田琢哉(2009年4月6日発行の次代創造館のブログより)

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