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【千田琢哉の頭脳】Vol.0535(2010年7月23日発行のブログより)

実は、千田さんの睡眠ネタの話が密かに大好きです。憧れです。自分自身がハードワークで心身ともにボロボロなので、熟睡できる生活は夢のまた夢です。あらゆる欲求の中で睡眠欲が一番強烈だと私は思います。1日も早く、熟睡できる人生を歩みたいと思っています。不健康な私に1つ、また睡眠ネタお願いできないでしょうか。いつまでも待ってます。

(香川県・会社員・Jさん・女性・33歳)

私は6年くらい前から、目覚まし時計をほとんど使っていません。

ここ1年半はそもそも目覚まし時計を捨てました。

小さい頃からの夢だったのです。

別に惰眠を貪るためではありません。

目覚まし時計で目を覚まさなければならないような人生では、
自分の人生を生きているとは言えない。

と思っていたからです。

この考えは、今でも変わりません。

好きなことをやっていると、目覚めは最高です。

夜やりかけの仕事があると、レム睡眠の最中に夢の中で
その仕事の新しいアイデアがパッと浮かびます。

レム睡眠というのは、Rapid Eye Movementの略で、REM睡眠です。

眼球がキョロキョロ回転して動いている状態です。

要は、体は眠っているけれども、
脳が起きている状態に近いから眠りが浅いのです。

反対に、ノンレム睡眠というのは体も脳も眠っており、
熟睡してる状態です。

個人差はありますが、たいてい90分(1時間半)ごとに
レム睡眠とノンレム睡眠が1セットです。

だから、起き際は常に90分の倍数であるといいと言われています。

自分のリズムがわかってきます。

ノンレム睡眠が終わった瞬間に自然に目が覚めるとスッキリした状態で、
ノンレム睡眠中に目覚まし時計で目覚めると、寝起きが非常に悪いのです。

だから、朝の3時に好きなことで脳が活性化してきて
パッと目が覚めてしまうこともあります。

朝の3時に目がカッと覚めて、10秒後にはそのままパソコンに向かって
昨夜の続きをします。

これが、嫌なことをやっていたら、仮に目が覚めていても、
できれば100年くらい布団の中でグズグズしていたくなります。

もちろん、私は昼寝も大好きです。

夜に死ぬほど熟睡しているので、
最近は昼間に眠くならずに困るくらいですが、
昼寝も年に数回はしています。

大きな声では言えませんが、昼寝は非常に体にいいのです。

中国人はみんな元気です。

元気の源の1つは昼寝です。

食事の量もすごいですが、お昼休みが学生時代から2時間あります。

30分で猛烈に食べて1時間30分昼寝します。

1時間30分昼寝をすると、
レム睡眠とノンレム睡眠が1サイクル分でスッキリできるのです。

体にこのプログラムがしっかりインプットされているので、
起きている間は抜群に元気です。

日本人は、

「食べた後にすぐに寝ると牛になるぞ」

と教わりましたが、牛にはなりません。

体の右側を下にして横向きに寝ると消化にいいです。

体が眠くなるということは睡眠を求めてるわけですから、
ランチ後の昼寝はベストタイミングなのです。

午後一番の大学の講義ほど、
教授が催眠術師に見えたことはありませんでした。

講義室の通路に枕と布団があれば、即熟睡できたはずです。

人間の体は、すべてにおいて本当に正直です。

だから、体は自分の先生です。

好きなことと嫌いなこと、やったほうがいいことと、
やめたほうがいいこと。

すべて反応して教えてくれます。

本能のまま生きて堕落するのではありません。

本能に背いて我慢に我慢を重ねて、
ある瞬間にプツンと配線が切れてしまって堕落するのです。

自分の体とコミュニケーションを取っていきましょう。

自分の体は、人生のフェラーリのようなものです。

...千田琢哉(2010年7月23日発行の次代創造館ブログより)

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