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【千田琢哉の頭脳】Vol.0498(2010年6月16日発行のブログより)

私は進学も就職も結婚も出世もすべて無難にほぼ希望通り(すべてが第1志望とはいえませんが・・・)過ごしてきました。ところが、ここのところ急にこれからの人生が不安になってきました。正確にいうと不安というのではなく、「このまま終わっていいのか」「自分の人生を生きたと言えるのか」「子どもに胸を張って夢を語れるのか」という矛盾を感じるようになりました。満員電車ですし詰め状態になっている自分の姿を窓で見ながらそうした思いは余計に募ります。かといって、会社を辞めて独立するなどという滅相もない希望は今のところありません。自己矛盾に悩んでいるのです。

(東京都・会社員・Iさん・男性・36歳)

まず一つ言えることは、自分で自分の人生を変えようと思うのであれば、
すぐ目の前の決断から変えていくことです。

これは、朝起きてからスタートしています。

人生というのは、目の前のごく小さな決断の積み重ねで成り立っています。

ごく小さな決断の積み重ねが、
進学・就職・結婚・転職・独立・子どもの教育・住宅・健康・・・
すべて決めていくのです。

つまり物心ついたときからの決断の積み重ねで棺桶に入るまでが
決まるということです。

何も変わらなければ、そのままの道をたどります。

どこかで人生の方向転換をしていく人には
ある共通点が浮き彫りになってきます。

それは、うっかり決断を間違えていつもと違うほうを選んでしまった
ということです。

これがその後の人生を大きく変えることになります。

でも、成功者は美談にしたがるので、本当の部分を話すことがありません。

どう考えてもこの先いいことなさそうだな。

どう考えてもこのまま平凡な人生で終わりそうだな。

どう考えても何も成し遂げることができなさそうだな。

と30代になって感じるということは、
ほぼそのとおりになると断言できます。

心配になって占いなどに頼るのはある意味、向上心がある証拠です。

なぜなら、占いに頼るということは、

自分は特別な人間であって凡人とは違う

という深層心理があるからです。

だから女性で占いが好きな人が多いのは、
女性は、自分が白雪姫やシンデレラだと思い込んでいるからです。

占いという商売が昔から成り立つのは、自分は特別であって、
周囲は凡人である、と思っている人たちが多いからに他なりません。

でも、そんな占いでも自分を変えるきっかけになればいいのです。

本を読んだり、映画を見たり、音楽を聴いたり、舞台を観たり、
絵画を鑑賞したり、旅をしたり、・・・
というのはすべてが変化のきっかけになるからです。

自分が生まれてから今日に至るまでたどった場所を、
時間を見つけては現場に行ってみると必ず発見があります。

自分は過去にどんな決断を繰り返してきたのか、
という法則がたった一つ見つかります。

その法則を思い切って変えてみると、人生の流れが変わるのです。

...千田琢哉(2010年6月16日発行の次代創造館ブログより)

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