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【気づき】Vol.0847(2010年11月16日発行のブログより)

熱意とお金。

お金だけだと寂しい。

お金だけだとせつない。

お金だけだと虚しい。

でも、お金は手段としては不可欠だ。

お金を否定しては幸福にはなれないし、
お金をナメていては悲惨な人生を歩むことになる。

今回は、あえてこの角度から光を当ててみたい。

ビジネスにおいて、

「本気です!」

「熱意だけは負けません!」

というのはお金でしか表現できない。

値切っている時点でアウトだ。

値切っているということは、

そもそも熱意がないということであり、サービスにその価値がない、
と勝手に決め付けていることを、露呈しているに過ぎない。

これは実に見苦しい。

学生に対して何らかのサービスをするのならば、まだいい。

ところが、大の大人が値切ったり、
無償を求めるというのは明らかに熱意がない証拠だ。

無償でサービスを受ける人は、
たいてい感謝が薄いと相場は決まっている。

クレームが多いのは、無料特典サービスを受けた顧客や、
バーゲンセールハンターである。

金払いの悪さは、そのまま粘着度と比例していると断言していい。

金払いの悪さは、そのまま慇懃無礼度に比例していると断言していい。

僕はサラリーマン時代から、
値切らないで正規料金をさらりと⽀払った人に対しては、
それだけで相手に敬意を払ったものだ。

金払いがいいから敬意を払ったのではない。

熱意があってこちらに敬意を払っていることが伝わったから、
それ以上に敬意を払ったのだ。

言うまでもなく、⼀度もトラブルになったことがない。

ところが、税込にしてくれ、交通費込みにしてくれ、予算がない、
(自分が嘘をついて問題を起こしたにもかかわらず)返金してくれ、
と依頼してくる人たちは、たいてい仕事を受けた途端に、
掌を返したかのようにお客様面をするのだ。

たいてい1年以内に不幸が起こったと耳にすることになる。

というより、毎年何らかの不幸が起こっているに違いない。

つくづく人生はバランスが取れているものだ。

これは散々勉強させられた。

お金というのは人間性を露呈させる素晴らしい手段だ。

お金には敬意を払うべきだ。

そこには人間臭さが圧縮されているからだ。

お金は尊いと声を大にして言いたい。

追伸.

サービスする側の人間が片手でお金を受け取ったら、即逮捕でいい。

コンビニやキオスクでも例外なく。

...千田琢哉(2010年11月16日発行の次代創造館ブログより)

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