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【千田琢哉の頭脳】Vol.0414(2010年3月24日発行のブログより)

学生時代から自他共に認めるお人よしです。とにかく人に利用されやすいのです。でもそろそろ利用する立場に回っていかないとこれからリーダーシップを取るような人間になれないな、と心配になってきました。職場の人間はどいつもこいつも人を利用することばかりを考えており、このままではうだつの上がらないサラリーマンで人生が終わりそうです。

(岩手県・会社員・Fさん・男性・33歳)

利用するよりも利用される人になるようにすると成功しやすいと思います。

この場合の成功というのは、
自分がやりたいことを誰からも命令をされたり邪魔されることのない環境でのびのびと仕事をすることです。

自分の企画を自分で通す権限を持つことが人生において勝者です。

異業種交流会などでよく失敗しがちなのはいかにして有名な人と出逢ったりお客になりそうな人と知り合いになるか、利用してやろうかという姿勢で
参加してしまうことです。

私は3桁にのぼる異業種交流会を
実行責任者として経験させていただきました。

その中で決まって間もなく消えていく人はセールス目的の人です。

お客さんと契約を結んで見込み客が空っぽになったから
消えていくのではありません。

利用してやろうという目で参加しているから、
話し相手がいなくなってしまって自ら消えていかざるを得ないのです。

1回参加すればブラックリストに載ります。

そのブラックリストはデータではなくて口コミで頭の中に強烈にインプットされるので個人情報保護法にも触れません。

人は誰でも利用されるかもしれない、と察知した瞬間に離れていきます。

それに気づかないのは利用しようとしている本人だけです。

能天気に電話でアポを取ろうとしますが、お茶を濁されます。

次回会ったときには目を逸らされます。

セールスの方でも長期的に入っている方もいらっしゃいました。

その人は他のセールスの方とまったく逆だったのです。

「利用しよう」

ではなくて、

「いかにして利用されるか」

を前面に出しておられ、それを最後まで貫かれておりました。

10年間利用され続けた結果、気づいたら全国トップになるのです。

ただし1つだけ鉄則があります。

お金に関することはダメです。

お金の貸し借りで利用されることだけはいけません。

それ以外は先義後利を貫けば
気づいたら神輿に担がれるようになっています。

それがリーダーであり、成功者なのです。

「オレがオレが」と立候補するのはリーダーではありません。

リーダーとは利用される王様なのです。

...千田琢哉(2010年3月24日発行の次代創造館ブログより)

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