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【千田琢哉の頭脳】Vol.0506(2010年6月24日発行のブログより)

先日占いでボロクソに言われました。かなり落ち込んでいます。不安になっていろんな占い師に聞いて回ったのですが、どれも似たような内容ばかりなので当たっているように思えます。毎日仕事をしていてちょっとしたトラブルやクレームがあると「うっ!これは占いの通りになってる!!」とゾッとします。特によく当たるのが誕生日占いです。生年月日でその人のベースとなるものはすべて定められているというような内容です。やっぱり人間はもともと幸せを掴む人とそうでない人に分かれているのでしょうか。

(兵庫県・会社員・Eさん・女性・25歳)

もう5年以上前になりますが、
知人に紹介されて誕生日で運命が決まっているといった内容の本を
私も読んだことがあります。

余りにも当時の私にドンピシャの内容だったので、

「おお!スゴイ!当たってる!」

「やっぱり人の運命は決まっているんだなぁ」

と驚愕した記憶があります。

ところが・・・

読んだページをよく見てみると、・・・

これまた驚愕しました。

何と、

自分の生年月日を間違えて読み進めていた

のです。

つまり、他人のページを読んで自分のことだと思い込んで当たっている、
などと畏れていたのです。

これはいい勉強でした。

もちろん、
次に私の本当の誕生日を当てはめて読み進めてみたのですが・・・

やっぱり、こちらも当たっていたように感じました。

この経験から私が感じたことは、
実にうまくできているな、ということです。

どんな人間でも心理のバイオリズムがあって、
1年や1ヶ月どころか、1週間や1日単位でも精神的に変わってきます。

朝は元気だったのに、昼過ぎになったら落ち込んだ、
などというのは誰もが経験したことがあるでしょう。

つまり、
あらゆるパターンの心理状況をひと通り経験したことがあるために、
そこにスポットライトが当たってしまうのではないか、ということです。

みんな大なり小なり自分は特別な存在だと思っていますから、
どんな些細な体験も特別イベントの記憶として残っているということです。

よい部分は信じてますます伸ばしていき、
萎えるような部分は前向きに解釈するのが一番ですね。

「家族に不幸が起こる」
→「今はそんなに幸せなんだ、感謝しよう」
→「よし!それを乗り越えてやろう」

「莫大な借金を抱える」
→「そんなにお金を貸してくれる人がいるんだな」
→「お金の話には注意しよう」

・・・という感じです。

占いや四柱推命や姓名判断などすべてにおいて、
自分が元気になるために活用しなければ損です。

ついでに言っておくと、
その占いの先生が幸せそうな笑顔でなければ嘘です。

なぜなら、誰しも本人が一番かわいいのであり、
その本人の運命がわかっているのであれば、
一番幸せそうな選択をして現在に至るはずだからです。

幸せそうな占い師がいたら信じてもいいのかもしれませんね。

それが一番の説得力ですから。

...千田琢哉(2010年6月24日発行の次代創造館ブログより)

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