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【千田琢哉の頭脳】Vol.0469(2010年5月18日発行のブログより)

以前、女性週刊誌を見ていて日本の20代の女性たちが男性に求める条件が諸外国と大きく異なるデータを見て驚いたことがあります。大半の国では「お金持ち」「経済力」が圧倒的シェアを占めていたのに対して、日本では「やさしさ」「イケメン」「ずっと傍にいてくれる人」が上位を占めていました。平均年収も毎年下がっていますし、それほど危機感がない日本人を見ていると時代は変わってしまったのか・・・そして自分が今がんばっている方向性は間違っていて取り残されてしまうのか・・・とちょっぴり落ち込んでいます。

(埼玉県・会社員・Hさん・男性・30歳)

その国の活性度は女性が男性に何を求めるかによって決まると思います。

男性の人生における最大の目的は
いかにして女性にモテることができるのか、
というのは、人類史上不変の事実です。

あらゆる芸術や科学技術の発展は女性たちの、

「すごい!」

のひと言を聴くために成し遂げられてきました。

男性はいつも凄くシンプルなのです。

勢いのある国で女性が男性に求めるのは、例外なく経済力です。

中には経済力という表現をぼかして、

「美味しいものを食べさせてくれる人」

というお洒落な表現を使う国もあります。

これに対して、

「やさしさ」

「イケメン」

「ずっと一緒にいてくれる人」

という条件を女性が男性に求める国は衰退していきます。

「やさしさ」というのは「優しさ」ではなく「易しさ」です。

つまりコントロールし易いということです。

コントロールしやすいためには
何も考えずに疑問を持たない能力が求められます。

いちいち論理的に反論する男性は最悪です。

コントロールし易さを男性に求めてくると、
男性は考えなくなってしまい、考えない国になってしまいます。

「イケメン」というのはこれはもはや遺伝子にかかってくるわけで
大半の男性には耳の痛い話です。

つまり自称イケメンを除けば、10人中9人はイケメンではないので、
最初から努力の入り込む余地がありません。

これではエントリーできない大半の敗北者を生み出してしまいますから、
最初から戦意喪失してしまうわけです。

中にはエステに通ったり、まゆ毛のテンプレを付けたり、
プチ整形までしてしまう男性が出てくる始末ですが、
beforeとafterで大差ないのが何とも悲しいところです。

「ずっと一緒にいてくれる人」の究極はニートです。

ニートにまで行かずとも、
正規雇用されない関係で企業と付き合うしかありません。

つまり、身を入れて仕事ができないわけです。

組織としても
「気に食わなければいつでも辞めることができる」時給の人に対して
責任のある仕事をまかせることは不可能です。

つまりこのままいくと、戦闘能力の低い男性が量産されるわけです。

こうして見てくると、実はその国の女性が男性に求める条件というのは
とんでもなく重要であることがわかってきます。

その国は男性の戦略に従うとすれば、戦略は女性に従うのです。

その意味で女性はもっと賢く厳しい視点で
男性を見てもらわなければなりません。

…千田琢哉(2010年5月18日発行の次代創造館ブログより)

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