【千田琢哉の頭脳】Vol.0343(2010年1月12日発行のブログより)
千田さんが「この人となら一生一緒にいたい！」と心底思える人ってどんな人ですか？実は今、人の見極めでちょっと悩んでます。
（北海道・会社員・Ｍさん・女性・２８歳）
秘密が共有できることが大切です。
恋をするということは全世界を敵に回してでも、
この人となら秘密を共有できるということなのです。
これが同性だと親友になり、異性だと恋人関係になるわけです。
親友と恋人の違いは肉体関係があるか否かの差だけであって
他に大きな差などありません。
最終的に口を割ってしまう、という人は同性にも異性にもモテない、
ただそれだけなのです。
仕事ができる人は例外なく口が堅いです。
積極的にコミュニケーションを取っていく人でも口の堅い人はいます。
本質からずれた所に対してはいくらでも情報を発信しますが、
肝心要の部分に関しては棺桶まで持って行くのです。
秘密を共有するということはそれくらい、エッチなことなのです。
もし相手が犯した過ちに対して自ら口を割らないとしたら、
それはその人のことが好きだということです。
集団銀行強盗はものすごく連係プレーと頭脳が要求されます。
でも最重要なことは勇気でも頭脳でもないのです。
仮に捕まったとしても口を割らない、
という信頼がベースにあることがダントツで重要なことなのです。
同時に現場でしくじったら全力で仲間を助けます。
その代わり各自の役割は完璧に果たします。
銀行強盗に限らずどんな犯罪でも一緒にやってくれる人がいるでしょうか？
実際にやる必要はありません。
でも、犯罪ほどチームプレーを試されることはありません。
アニメ「ルパン三世」も見事なチームワークです。
あのアニメの泥棒映画がこれほどのロング＆ベストセラーとして
長い間愛され続けているのも、
実はみんなルパンと次元、五右衛門、峰不二子のチームワークが
うらやましいからです。
銭形警部の存在も欠かせません。
戦争でも弱いチームは「すぐに口を割る」「仲間がしくじったら見捨てる」という部分が共通しています。
戦士が命がけで戦えるのは
勇気があるからでも命知らずだからでもありません。
仲間を信頼できるからに他ならないのです。
今のあなたのパートナーは一緒に犯罪を企てたとして
裏切らないでしょうか？
もし一目散に逃げて行ってしまうようなら、パートナーではないのです。
...千田琢哉（2010年1月12日発行の次代創造館ブログより)
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