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【気づき】Vol.1218(2011年11月2日発行のブログより)

ただ一人だけのために。

仕事は自分以外にただ一人のためだけにすればいい。

もう結論出てしまった。

目に見えないどこかの誰かのためにやっていると、感謝を忘れてしまう。

「みんなのためにやっているんです!」

っていう人はいつも悲壮感漂って傲慢な顔をしている。

でも、

「私はあの人の喜んだ表情のためだけにやっているんです」

という人は幸せそうで謙虚な顔をしている。

「こんな幸せな仕事をさせてもらって申し訳ない」

と思っているからだ。

「申し訳ない」には、

「ありがとう」

の意が必ず含まれている。

「ごめんなさい」は、

「ありがとう」

より上位概念なのだ。

僕は本を書く時に見開き2ページものだと、
見開き2ページで一人ずつ顔を思い浮かべて綴っている。

一人ニヤニヤしたり、

一人ムッとしたり、

⼀⼈悲しい顔になりながら綴っている。

日々会う編集者から、

「千田さんの⽂章は超リアルでイメージしやすい」

と言われる。

それは超リアルに思い出しながら綴っているからだと思う。

ふわっと頭の中に、過去に会った人の顔が降りてくる。

そしてその人と思い出の会話が始まる。

会話が始まると、その人の表情が目の前に現れる。

その人の喜怒哀楽に触れた瞬間の言葉を思い出す。

それが僕の本だ。

仕事ってみんなそういうものだと思っている。

橋を作っている人も、タクシーの運転⼿も、政治家も、医者も、漫画家も、芸術家も、スポーツ選手も、教師も。

そうすると、それに賛同する人が自ずと道を作ってくれるんだね。

浮気症の人は本命がいない不安で浮気している。

満たされない寂しい人間同士が浮気し合っているわけだから、
本当にモテたことにはならない。

本命がいる⼈は浮気しない。

だからよりモテる。

男が間違った考え方をしているのは、
たくさん愛人がいる⼈がモテると思っていることだ。

それは成金が金ばら撒いているだけの話。

本当にモテる人は、いつも本命1本だ。

本命1本だとなぜ女性からモテるのか。

「私もあんな⾵にとことん愛されたい」

って思うからなんだね。

ビジネスも同じことなんだけど。

いたってシンプル。

...千田琢哉(2011年11月2日発行の次代創造館ブログより)

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