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【気づき】Vol.0934(2011年1月29日発行のブログより)

偶然ではなく必然。

今月中旬の出来事。

真昼間に⿇布税務署に向かってウォーキングがてら、
確定申告書類セットを取りに行った。

なんと行きの六本木のテレビ朝日前で、僕のブログで何度か取り上げた、
ミステリー作家が歩いているではないか。

テレビ局で収録だったのだ。

テレビ局の札を⾸にぶら下げながら、
たぶん目の前のTSUTAYA六本木店から出てきたところだったと思う。

あの細⾝のジーンズファッションとバサバサの髪型、顔の形と目の輝き、
確実に本人だとわかった。

二度目が合った。

⼀回先方が逸らしてからもう⼀度こちらを見たからだ。

今度は税務署の帰りである。

わずか10分後くらいだったと思うが、
昨年末にミリオンセラーを出して席巻した、本人らしき⼈が、
六本木ヒルズのグランドハイアット前の横断歩道で信号待ちをしていた。

身長180cm体重65kgらしいから、
やや深めに帽⼦をかぶっていたけど恐らく本人だったと思う。

これはちょっと⾃信がない。

僕が彼を知らなさ過ぎるから。

本を買って読んだことと、本屋のポスターでしか見たことがないのだ。

全⾝のバランス的に⾜の筋⾁が発達していたような気がする。

ここで終わらない。

そのわずか1分後に再び六本木ヒルズのTSUTAYA前に近づくと・・・ TSUTAYAビジカレのカリスマ講師の⼀⼈が散歩しているではないか。

しかも平日の真昼間から子ども二人とゆったり散歩だ。

六本木ヒルズの住人だったんだね。

実はこの日、あまりに時間にゆとりがあったから、

「確定申告書類をさっさと仕上げちゃおう」

と思いついて郵送してもらえるにもかかわらず、
1週間前に自分で取りに行ったのだった。

いつもと違うウォーキングコースで。

偶然にしては出来過ぎている。

実はこういった経験は昔から何度かある。

その度に、

「自分は何かやる人間だ」

と根拠のない自信に満ちたものだ。

間違っても、

「サインください!」

なんてことは死んでも言わない。

だって、どうせなら友だちになりたいから。

「サインください!」と口にした瞬間、
単なるファンの一人になってしまうではないか。

着実にコツコツとゆったり実力を蓄えていくのが
とてつもなく楽しみなのだ。

震えあがるほどの楽しみだ。

毎日鳥肌が立つほど楽しくて仕方がない。

今回出逢った3人は、
住んでいる場所やライフスタイルはそれぞれまったく違うけど、
唯⼀、時間の流れが同じだったように感じた。

こうした人たちは
不思議なことに時間の流れがとってもゆったりしているのだ。

驚くほどゆったりと流れている。

本当に不思議だ。

にもかかわらず、とてつもなく凄いことをやり遂げていく。

普通の人たちが忙しくして1万⼈がかりでやってもできないようなことを、やり遂げていく。

忙しいのではなく、ゆったりとしているのだ。

僕がサラリーマンのままだったら、絶対に今回の経験はできなかった。

あの日、あの時間に、あの考えであの行動を取ったのは、
偶然ではなく必然だったのだ。

それだけはわかる。

追伸.

偶然ではなく、必然性に乾杯。

レモネードで(笑)

 ...千田琢哉(2011年1月29日発行の次代創造館ブログより)

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