見出し画像

【千田琢哉の頭脳】Vol.0441(2010年4月20日発行のブログより)

以前講演で毎日熟睡できているという話をされていましたが、熟睡のコツなどはあるのでしょうか。私の場合は全く逆でどんなに疲れていても寝つきが悪い上に寝起きが悪いという悪循環に陥っています。その代わり昼間に職場にいる時は眠くて仕方がありません。睡眠薬のお世話になりたくないのですが、千田さんが毎日寝る前にやっている習慣などありますか?睡眠はすごく大切ですよね。

(東京都・会社員・Tさん・女性・32歳)

熟睡できるコツか否かはわかりませんが、
私自身がどんなにクタクタになって疲れて帰ってきても
寝る前に必ずやることがいくつかあります。

1.靴を磨く

2.顔を洗う

3.手を洗う

4.歯を磨く

5.1行でも本を読む

これだけのことをするといつ死んでも恥ずかしくない状態と思えます。

ちょっと大袈裟ですが、思い残すことは何もない、
という気持ちになるわけです。

個別に見ていきましょう。

1はもう癖になっています。

ホテルで溜まった靴磨きペーパーが山のようにありますので
靴を脱いだらすぐにサッと拭きます。

翌朝シューツリーを入れて下駄箱に片付けます。

これだけで靴は2倍長持ちすることでしょう。

2の洗顔についてはほとんど儀式のようになっていますが、
たとえシャワーを浴びなくても顔はスッキリしていなければ
熟睡できなくなってしまいました。

女性の場合、メイクを落とさずに寝てしまっては
一晩につき1年歳を取ってしまうといわれています。

3の手洗いも同様でサッパリした状態でいないと気持ち悪いですね。

人間の体の中で最もばい菌が多く付着しているのが
手であるという小学校で習ったことが
未だに頭にこびりついているのかもしれませんが、
洗顔同様にサラサラの状態でなければ熟睡できません。

4の歯磨きについてはかなり入念です。

歯を磨いた後に舌掃除もします。

仕上げにリステリンという口内洗浄液で30秒間口をゆすいだ後に
そのまま10秒間うがいをしています。

これをしておくだけで翌朝起きた際も口がサッパリしたままなのです。

非常に気持ちがいいです。

そして最後の5です。

枕元には必ず本が置いてありますので、
スッキリ・サッパリした状態で1行でも読んで眠ります。

たまに(いや正直告白すると頻繁に)ほんの1行のつもりが
入りこんでしまってカッと目が醒めてきてしまい、
ついに最後まで読んでしまうこともあります。

一日の終わりにたまたま目に飛び込んできた1行こそが
自分が探し求めていたキーワードであることは意外に多いのです。

でもたいていは疲れ切ってショボショボした目で活字を読むと
一瞬で眠れるものです。

以上が私の熟睡前の習慣です。

熟睡というのは今日の自分をきちんと生き切った、
という自信に満ちた人こそが許される貴重な体験
だと思います。

決して単に疲れたから熟睡できるわけではないわけですね。

人間の体というのはちょうど車のようなものです。

きちんとした栄養と休息を与えることによって
また次もフル回転で動いてもらえるわけですから、
活動と休息は別のものではなくて同一のものですね。

...千田琢哉(2010年4月20日発行の次代創造館ブログより)

↓千田琢哉のコンテンツ↓

🔷千田琢哉レポート
文筆家・千田琢哉が書き下ろした言葉を毎月PDFファイルでお届けします。

🔷真夜中の雑談~千田琢哉に訊いてきました~
文筆家・千田琢哉があなたから頂いたお悩みに直接答える
音声ダウンロードサービスです。毎月1日と15日発売!
“毎月1回の飲み代を、毎月2回の勉強代に”

🔷千田琢哉公式チャンネル
「3分の囁き」千田琢哉の独り語りをYouTubeでお楽しみ下さい。