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【専門調査員・派遣員】海外の大使館で2年間働く

そういえば私は、小学生のある時期に外交官になりたかった記憶があります。それは一時の憧れに過ぎず、それっきりのまま15年近く経っていました。ところが、紆余曲折あり、近々ある国の大使館で専門調査員として働き始めることになりそうです。

幼少期に興味があったこと、好きだったことは意外と変わらないな、と改めて思います。

さて。記事タイトルに「専門調査員」と「派遣員」と書きましたが、ざっくり言うと、2年間在外公館(海外の大使館・総領事館・政府代表部・領事事務所)で就労する制度です。

私はまだ働きはじめていないので実状は分かりませんが、どちらも給与がもらえますし、試験のハードルも比較的高くないように感じたので、在外公館に興味がある人は挑戦してみてもよいのではないでしょうか。


専門調査員と派遣員とは?

【共通点】

・募集は春と秋の年2回
・どちらも給与(別途、住居手当や渡航費)があり公用旅券が発給されます。しかし外交官や国家公務員ではありません。
・言語に合わせて応募できる国が異なる。
・募集国は世界中あらゆる地域を含む。例えば、2023年秋は中国・シアトル・ロシア・イギリス・マレーシア等(専門調査員)、インド・オーストラリア・ボストン・オランダ等(派遣員)がありました。
・2年間の雇用期間終了後は、何も保障されておらず自分で就職活動することになります。

【相違点】

専門調査員
・応募資格:修士卒以上、ポスト(国)によっては、修士在学中も可。もしくは、学部卒で関連する分野で3年以上の調査・研究の実績か実務経験。
・職務内容:調査・研究及び館務補助の業務
・給与:月額報酬は約39万~72万円(別途、住居費規定額及び賞与を支給)
・選考:書類+会場での筆記試験+オンラインでの面接(2023年秋)

派遣員
・応募資格:高卒以上で比較的ハードルが低め
・職務内容:公用出張者が来訪する際の空港における作業やホテルの予約及び会計、庶務などの部署での文書作成や対外的な折衝への立ち合いなど(事務作業や雑用が多いようです)
・給与:約24~39万円
・選考:書類+会場での筆記試験+会場での面接

ハードルが低めな派遣員は、大学生や20代前半の若い方が多く受験しているようです。対して、専門調査員は修士卒以上が求められるため、若くて20代半ば、平均は30代くらいのように見えました。

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在外公館で働きたい人は少なくないと思いますが、派遣員も専門調査員もあまり知られていない気がします。

今後、専門調査員を中心に書類準備や面接準備等について書いていく予定です。私自身、過去に受験された方々のブログが唯一の情報源だったので、お役に立てれば嬉しいです。


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