エシカルって何?
せんちゃです。
エシカルってそもそも何?という大前提のお話。
「エシカル」は「ethical(=倫理的な)」という英語の形容詞。
そして「エシカル消費」は「倫理的な消費」のこと。
ぶっちゃけると、文字見ただけじゃ分からない。
倫理的って何?というお話である。
倫理的を調べてみると…
……。
え?って感じ。普通にわからん。
しかし、難しく書いていることって実は普段やってる事だったりする。
簡単に言ってしまえば、生きていく上で守るべきこと。
例えば、
「人のものを盗んではいけない。」とか
「困っている人がいたら助けよう。」とか
大抵の人が社会で生きていくにつれて学んでいくもの。
ルールを守るとか、そんな感じ。(だと思う。)
良心、みたいなもの。
けど、その消費って何??
結びつけるのって最初は難しい気がする。
というか、カタカナで聞いたことない言葉だったらスッと離れるよね…
けど、倫理的消費って言われると硬そうで余計に離れそう。
そんな「エシカル」を分かりやすく説明しているのが『はじめてのエシカル 人、自然、未来にやさしい暮らしかた』という書籍。
私も買って、やっと読み終わりました。(買ってたのに、なかなか読む時間がなかった。)
著者は末吉里花さん。
一般社団法人エシカル協会代表理事を務めていらっしゃる方です。
某番組でミステリーハンターをしていた経験を持つ方だそうです。
残念なことに、私は見たことないんだけど…番組の存在はもちろん知ってます。
この書籍で
と説明されています。
言ってしまえば、人や社会、環境を考えて作られた商品を買うことがエシカル消費。
そんな簡単な認識でいいと思う。
そういう商品のほとんどは承認マークが記載されてる。
勿論、承認マークがないからダメ!!なんてことは無い。
けど、最初に手を取ってみるものは承認マークのものでもいいんじゃないのかな?と思う。
承認マークが無いものでもエシカルな商品は割とある。
でも…そういう商品って自分で調べないといけない。
それが一番いいのだろうけど…日々の生活に取り入れるには面倒では?と思ってしまうこともある。
それに、承認マークがある=絶対エシカル!と言えるのか…これも分からない。
となると、疑心暗鬼になり始めるのである。
どれがエシカルなの?結局、エシカルな商品ってあるの?
ここまで来るとエシカルから遠のいてしまう。
だから、自分が最初に「エシカル消費をしよう!」と考えて購入する商品は承認マークが付いてるものがいいと思う。
今ではスーパーとかコンビニでも承認マークが付いているものが売っている。
フェアトレードチョコレートを販売するコンビニもあるし、イオンなんかはエシカルの宝庫。フェアトレード商品も当たり前のように店頭に並んでる。他にも環境に配慮した商品もある。
あと、エシカルって海外の環境に配慮したものとか、国際協力とか。そういうもののイメージを持つ人もいるのかもしれない。
私も最初はそうだった。というか、私の場合はそういう環境があったから特に。
でも、別にそういうわけじゃない。
例えばだけど、
「地元の新鮮な野菜を食べる」とか。
「地元の企業が作った商品を購入する」とか。
「障がいを持つ方々が作った商品を購入する」とか。
そういうのもエシカルの一つ。
SDGsもそうだけど、日本ってこういうエシカルのことを多くの人が「環境」だけに囚われている感じがする。
私が父にやりたいことの話をする時。
「日本だと環境問題ってところが全面に押し出されてるけど、実際違うんだろ?」と言われたことがある。
その通りである。
中には「環境問題だなんて認識してないけど?」という人もいると思う。けど、ニュースを見ててもなんだかそういうのが多いなぁ…という主観的な意見だ。
私が好きなお菓子の一つに地元の障がい者施設の方々が作ったクッキーがある。地元の小麦を使用したホロホロとした食感のクッキーで、地域のイベントとかで売られていると直ぐに購入してしまう。
こういうのもエシカルの一つ。
障がい者支援という人、社会のことを考えた商品だから。
けど、私が思っているのは
「自分がエシカルだと思ったら、その人にとってはエシカルな商品」
これが一番だと思う。
人の価値観ってそれぞれだし。
勿論、「環境に配慮したものを購入することがエシカルな事だからそうしよう。」とか「国際協力をしている団体が作ったものだから選ぶ。」とか。なんでもいい。
そしてもう一つ。
「無理をしないこと。」
これは本当に重要だと思う。
私はよくある一般家庭で生まれ育ったから、肉も食べるし、コンビニも普通に行く。プラスチック包装のお菓子も食べる。
それで困る人や動物たちがいると知った。
でも、今までの生活は簡単に変えられない。
書籍を書いているような凄い人達はエシカル消費を徹底してやっている人も多い。
ヴィーガン食を食べる人、プラスチックゴミを一切出さずに生活している人。
けど、それは最終進化形だと思っている。
いきなり全部は私には無理。全部変えられる人もいるだろうけれど、大半の人はちょっとなぁと思うのでは無いだろうか。
全部が変えられたらそれが一番。
けど、いきなり全部は難しい。
だから、少しずつでも変えていけばいい。
例えば、
仲のいい友達にあげるプレゼントをフェアトレードのものにしたり、オーガニックコットンを使った商品にしたり。
自分へのご褒美のお菓子をエシカルなものにしたり。
ちっちゃなことから始めたら、少しずつ増やしていけばいいと思う。ゆっくり無理をせず、我慢もせず。
「この方がいいんじゃない?」みたいな、軽い気持ちから始めて欲しい。
私も少しずつ一緒に学んでいくので、これからのnoteで「これなら出来るかも」と思って実行してくれる人が増えたらいいな。
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