(名言or迷言?うわ言シリーズ1) 悪の栄えた試しはない!

こんにちは!千羽鶴です!最近はめっきり寒くなりまして、日課としている早朝(九時)のランニングに行く気がなくなってしまいそうです...冬の季節こそランニングが大切と分かってはいるのですが、なかなか重い腰が動いてくれません笑

とまあ、そんなことはさておき、今日から新シリーズ!名言or迷言シリーズを始めたいと思います!このシリーズは、格言や名言が私の独断と偏見で「正しい!」と思ったら【名言】「何言ってんだ?」と思ったら【迷言】と判断していきます!それでは参りましょう!

記念すべき一言目は、【悪の栄えた試しはない】という言葉です。元を辿るとこの言葉、ギリシャの詩人ホーメロスが書いた【オディッセイア】の中に記されている言葉なんですね。

さて、それではこの言葉について名言なのか迷言なのか持論を展開していきます。あくまで私の持論なので、戯言程度だと思って聞き流してくださいね!

この言葉を聞いた第一印象は、迷うことなく【迷言】だと判断しました笑。だってそうでしょ!この俗世にどれだけの悪人が跳梁していると思っているんや!!!って感じですよ笑

悪栄えまくってますけど?むしろ悪の方が善より栄えているまでありません?大真面目に生きてきた人間ほど馬鹿を見る世の中なんですよ。(´;ω;`) 

しかしながらこの言葉、正鵠を射るとまた違った帰趨が見えてくるんです。

それでは、正鵠を射てみましょう!皆さんは【悪】という単語。いつ何時使用しますか?

ん?(。´・ω・)?そりゃ悪いことをしたときに使うやろ。

もちろん悪いことをした人間を悪と表記します。では皆さんに再度質問。悪いことって何ですか?

そりゃあ、倫理的、法律的に悪行のことじゃね?

ふむふむ。確かにその通り!悪行をした人間を悪。と表記するのが現在の悪という言葉の定義です!しかし、それは現在の話。昔は少し違います。ということで時代を遡ってみましょう!

【悪】という言葉は、古来、戦いの時に使用されていました。当時の悪の定義は、国家においてそもそも存在しません。悪とは、勝者が弱者を認定するときに用いられる政治用語です。つまり、戦いで負けた国や、武士を悪と表記し、「悪は滅びたり!」と、戦いに勝利した人間が敗者を敗者と認定するために使用していました。

何となく言葉の意味が分かってきましたか?

つまり、古来では弱者を悪と表記し勝者を善と表しました。だからこそ、悪は弱者であり、常に勝者に滅ぼされてきた。故に、【悪は栄えることはない】ということだったんですね。

つまるところ、現代の悪と古来の悪は意味合いが異なってしまいます。なので現代で【悪の栄えた試しはない】という言葉は迷言。

古来では【悪の栄えた試しはない】という言葉は名言。ということになります!

いや、第一回からかなり曖昧だな!

自分で突っ込みたくなるくらい曖昧な結果になってしまって申し訳ありません笑。まあ、一応現代では迷言だと思います!

とまあ、長々となりましたが善悪は何を基準とされているのか。それは哲学の範疇になります。凡人の私からしてみれば、「法律破ったら悪なんじゃね?」なんてことを考えてしまいますが、哲学者にとっては言語道断!って感じなんですかね笑

それでは今回はこの辺で!