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【対談】日本語でおKじゃない?カタカナ語について語りあってみた!【解説あり】④-ヌマ編-


ハイどうもこんにちは。
巷に蔓延る何ソレ&ムカつくカタカナ語に対して日頃の恨みつらみをぶちまける巨弾連載企画第4回。

今回の司会と記録と務めるのは、僕こと生来の陰キャ、ヌマジリです。

これまでの内容をまだ見ていないよぅ~というそこの困ったさんなアナタは、他のメンバーが書いた第1回~第3回を是非是非ご覧くださいませ。


①オハナ編

②フジタ編

③ジョーカ編

あ

ヌマ:皆さん、4週目となるとそろそろネタも尽きてくる頃じゃないですか?
フジタ:そんな訳ナッシングよ。
コイケ:依然ストックはあります。
オハナ:この憤りは決してディサピアーすることはありません!
ジョーカ:まだまだヒアウィゴーですよ!

ああ、なんと心強い言葉でしょう。本当に頼もしい面子が揃ったものです。それでは元気よく4週目行ってみましょう。

今回の進行役:ヌマ
語り合う人たち:フジタ、コイケ、オハナ、ジョーカ


■ジョーカのターン「アナリティクス」

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ジョーカ:私が最初分からなかったのは『アナリティクス』ですね。
皆:ああ~……うん……(同意)。
ジョーカ:盛り上がりに欠けますね。
オハナ:アナリティクスはもう『アナリティクス』だよね。分析?
コイケ:解析、分析でいいんじゃない?
フジタ:じゃあアナリストは?
コイケ:解析者。
オハナ:経済アナリストみたいな……そういうことですかね。
ジョーカ:なんかパソコン系ってどうしてもカタカナが多いですよね。それこそブログやってるとPV数とかも言うけど。どんどんカタカナが増えていく(不満顔)。
フジタ:そもそもブログってなんの略か分かりますか?
ジョーカ:分かんないです(仏頂面)。
オハナ:知らな~い(ネイルいじいじ)
フジタ:『ウェブログ』だよ(これ以上ないどや顔)。

へぇ~そうなんだ~知らなかった~と一同。

フジタ:ログをウェブで残すから、『ウェブログ』でブログって言うんですよね。
ヌマ:でもブログはもうホラ。固有名詞みたいなもんだから。
フジタ:まあ和製英語みたいな感じだよね。
ヌマ:う~ん、まあ難しいですね。IT系はね、特にね。はい、ありがとうご……。
オハナ:ITってなんですか?
ヌマ:(チッ、ここらで締めようと思ったのに)う~ん、なんだろ。
フジタ:インターネット・テクノロジーじゃないの?
オハナ:ああ~……。そのままですね。
コイケ:……ん? インフォメーションじゃないの?
フジタ:プフフッ……(苦笑)。インフォメーションかもしんない(笑)。うん、情報技術。略して?
オハナ:IT?

……という訳で、まずジョーカさんから発表された言葉は『アナリティクス』。これはもうアナリティクスっていう名詞で覚えてしまったので、改めて聞かれると確かに分からない。

アナリティクスとは
ある目的にもとづいて、さまざまな分析手法やソフトウェアベースのアルゴリズムを駆使しながら、データに潜んでいる特定のパターンや相関関係などの知見を抽出することを意味する。
アナリティクスとは「データの中に意味のあるパターンを見出し、伝えること」を意味する包括的/多面的な分野である。

Analytics News より

「analytics」の意味を調べて見たところ、まさにコイケさんの言う通り「解析・分析」でした。転じてウェブ全般に対し、「ある目的に基づいてデータの中に潜む特定のパターンや相関関係を抽出すること」を指す言葉となっています。

最後、適当にまとめて次にいこうと思った矢先にオハナさんに突っつかれてしまった「IT」。
これもコイケさんの言う通り「インフォメーション・テクノロジー」の略称となっています。フジタさん、残念でした。

ITとは
「情報技術」のことで、コンピューターやデータ通信に関する技術の総称。

コトバンク より


■オハナのターン『テクスチャ―』『スウォッチ』

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オハナ:私ちょっとまた違う目線でいいですか? 女子だったら分かるかなってやつで、男性は分からないかなってやつなんですけど……。
オハナ:『テクスチャー』とか、『スウォッチ』とか……分かりますか?
フジタ:それ、動画編集する時よく出てくるよ。
オハナ:え?
フジタ:多分あれでしょ(多分と言いつつ自信満々に)。柄みたいなやつでしょ?
オハナ:全っ然…………違う(笑)。
フジタ:ええ? 材質?
オハナ:う~ん、このテクスチャーがとか、なんて言うんだろ。触り心地? ああ、質感ですね。質感質感質感。
オハナ:メイクの動画を見てると一杯出てくるんですよ。テクスチャーとかスウォッチ。分かりますか?

これは分からんと頭を抱える男衆。

オハナ:試すっていうか、BAさんのところに行ってスウォッチしてもらうとか。……BAさんもあれですか? 分からないですか?
コイケ:ビューティアドバイザー(メガネクイッ)。
オハナ:それですそれです!

一同からコイケへ「おぉ~」「さすが」「これぞロジック!」という称賛の声とまばらな拍手。

フジタ:店員さんでいいじゃん店員さんで。
オハナ:ああ~……。でも……。『ビューティーアドバイザー』
オハナ:でもこういうのって、女子でも言われてみれば一瞬考え込んじゃうっていうか。テクスチャー? スウォッチ……? あとなんかあったかな……。
ジョーカ:エクステ。
オハナ&フジタ:エクステは分かるでしょ。
ジョーカ:ええ? 分かるんですか?
フジタ:エクステンションでしょ。

※エクステンション(extension)……拡張、延長などの意味をもつ単語。「extension hair」でつけ毛。それがいつしか「エクステ」と呼ばれるようになったみたいですね。

オハナ:あともうこのへんは専門用語になっちゃうんですけど、『ブースター』とか『プライマ』とか。でもこれはもう……うん、美容用語です。ブースターっていうのは、化粧水の前の導入液で……。
フジタ:導入液のことをブースターっていうんだ。
ヌマ:じゃあ化粧水はなんていうの?
オハナ:化粧水は……化粧水!
コイケ:え? ちょっとまって導入液って何?
オハナ:導入液っていうのはー、化粧水が入りやすくするために最初に塗るやつです。
ヌマ:そんなに色々汁塗ってるんですか? 凄いっすね。
オハナ:(は? バカにしてんのかこいつ)塗ってますぅ~。
オハナ:あとプライマーとか。ファンデーション塗る前に毛穴を埋めるものなんですけど。
ヌマ:……大変なんですねお化粧は。
オハナ:そう、女子でも知らない、あれ? って思う言葉とかが結構あると思うんですよ!

……はい。ありがとうございました。よく分からなかったです。男性陣の着いていけないっぷりが見事でしたね。美容の世界って大変なんやなあ。

テクスチャとは
化粧品のさわり心地やつけ心地、肌にのせた時の質感のことです。

スウォッチとは
英語で「(小さく切った)見本、小切れ」という意味があるように、コスメの用語では色の見本を指すようです。

MERY より

ちなみにこの記事を見ている男性の方はいくつ分かりましたか? 全て分かったというあなたは素晴らしい。セナポン名誉BAの称号を授けましょう。

ちなみに僕は何一つわかりませんでした。修業が足りんね!


■コイケのターン『ローンチ』 

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コイケ:じゃあ、よく私の上司が使ってて、分かんねーなーと思って調べたんですけど、『ローンチ』
オハナ:ああ! ローンチ分かんない分かんない! でもあれですか……立ち上げるっていうことですか?
フジタ:そんな感じそんな感じ(俺は分かってる)。
コイケ:ローンチ知ってました? 聞いたことない?(ジョーカを見据えながら)
ジョーカ:知りませんでした(白目)。
オハナ:ブランドをローンチするとか言いますよね。
フジタ:プロジェクトとかでも言わない?
コイケ:結局こいつがなにかって言うと、『サービス開始』です。
オハナ:ああ、じゃあまあ、そういう感じか。
コイケ:じゃあ『リリース』とは何が違うのっていう話なんだけど。ローンチはIT、Web系の公開によく使われる言葉のようですね。
フジタ:じゃあセナポンもローンチするってことになるのね。
オハナ:ウチらも使える!
コイケ:リリースはもう、家電とか、別になんでもいける。
オハナ:商品を……出す! みたいな?
コイケ:まあ、販売開始とか。情報公開しますとか。どっちでもいいみたいですね。
ヌマ:ローンチ分かんねえ……。聞いたことない。
オハナ:ほんとですか? 意外と言ってますよ。「私はブランドをローンチしました」みたいなインスタグラマーさんをよく見ます。
コイケ:アプリゲームをローンチしましたとか。
ヌマ:え、公開とか……サービス開始じゃないですか? 普通に……。
コイケ:そういう言葉を使ってくれるゲームのほうが……好きです(笑)

……コイケさんが持ってきたのは「ローンチ」。難しい! 段々コアな方面に向かっている気がする!

元となる英単語のスペルは「launch」
今回の「発売する」という意味のほか、「(船などを)進水させる」「(ミサイルなどを)放つ、打ち上げる」等の意味もあります。
総じて、何かを動かすための強いエネルギーを孕んだ言葉ですね。

ローンチとは
新製品を発売したり、新サービスを開始することです。製薬会社が新しい薬を発売する際や、Webサービス企業が新サービスの提供を開始する際などに使用されます。金融業界では、有価証券の発行時や、発行を市場に発表する際に使われます。

エリートネットワーク ビジネス用語集 より

僕はあまり馴染みがありませんでしたが、オハナさんが言うには割と見かけるらしいので、着実に日常へ進出している言葉のようです。
これについては僕が無意識にカタカナ語から目を背けているだけかも分かりません。己の弱さと向き合わなくては……。


■フジタのターン『ドキュメント』

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フジタ:これなんか皆知ってますよ。パソコン使ってるなら毎日見てると思う(MacBookカタカタ)。
フジタ:『ドキュメント』
ジョーカ:ああ~、確かにわかんない!
フジタ:ドキュメントってなんだと思いますか?
コイケ:コンテンツ? ファイル?
ヌマ:文書じゃないですか?
フジタ:正解! さすが人文学部(笑)。
オハナ:なんかもう……思い出とかだと思ってた。
フジタ:ドキュメントは、文書・書類・文献・記録。じゃあドキュメンタリーってなんだと思います? 見ますよねドキュメンタリーって。
オハナ:なんか、追ったもの。事実だけを追ったもの。実話?
ヌマ:実録?
フジタ:記録作品(キメ顔)。
一同:ああ~……。
オハナ:なるほど、記録ってことか。
フジタ:そう、記録。まあ文書って意味もあるんだけど、記録って意味を加えて、記録作品。だから本来は映像に限るものではないってこと。
ヌマ:ああ、ドキュメンタリー小説とか言いますもんね。
フジタ:そうそう。だからドキュメントってそういう意味。皆マイドキュメント使ってるでしょ? 『私の文書』なんです。あれは。
オハナ:なるほど……。

……ハイ、さすが年長者フジタさん。大変勉強になりました。間違いなく毎日触れているハズの言葉でも改めて問われるとよく理解していないもんだ。

ドキュメント(document)は文書や書類、資料などの意味を持つ語です。大方はフジタさんの説明通りですね。

ドキュメントとは
書類、資料、記録(物)、記録する、文書化する、立証する、などの意味を持つ英単語。ITの分野では文字や図表、写真などを組み合わせて作成された文書や、文書としての形式や体裁を持つデータやファイルなどのことをドキュメントという。

IT用語辞典 e-Words より

まとまりすぎてて特に追加で言うことがないですが、確実に毎日目にしている単語です。でも改めて問われるとはっきりと説明できない。まさに、認識の盲点を突いた鋭い質問でした。


これにて僕担当のターンは終了。いや~愚痴った愚痴った。おシャンかつ美味しいカフェ飯も食べられたし、日頃の鬱憤も発散できたしで満足満足。

他の回にも同様のことが言えますが、今回取り上げたカタカナ語の選定については、個々人の好み、価値観によるものが大きいため、あまり深くは考えないでね。

知らない言葉があるなら分かる・調べる努力をする。それは最もな意見ではあります。

しかし、誰もが分かりやすい言葉を用いて想いを伝達すること。他者との関わり合いの中で生きていくならば、この意識は持ち合わせていきたいものですよね。ですよね?

エブリワンでバイブス通わせてウィンウィンなパートナーシップをビルドしてヒアウィゴーしようぜ? アーハン?

というワケで次回は最終回。コイケのターンに続く。チェケラゥ。

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