Twitterまとめ【砂の器・記憶にございません・ベニスに死す】

こんにちは。せなです。
来週のコミティアで30Pのマンガを発行するために、執筆でてんやわんやしております。
が、映画は観に行ってますよ！
ということで、Twitter投稿から忘備録でサルベージ。

午前十時の映画祭で、【砂の器】を観てきました。あんなに重い一つの殺人事件、はじめてでした…泣いた。観るタイミングも、今が一番。10年前後したら、ここまで刺さらなかったと思う。映画館で観てよかった。作品の要となる音楽担当は、芥川さん。【八甲田山】と同じですね！？学習したんですｲｪｲ😆

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 7, 2019

いままで松本清張さんや山崎豊子さん、池波正太郎さんなど大御所は「読まないといけないけど、なんか腰が重いな～」と及び腰だったのですが、砂の器で開眼したかもしれない。人情もののフェーズに、わたし移行しつつあるのかもしれない！気になってる鬼平犯科帳や剣客商売など、読んでみようかな

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 7, 2019

午前十時の映画祭で見る丹波哲郎さんが名優なので、子どもの頃目にした「大霊界」といえばの丹波哲郎さん、同一人物だよね？って戸惑った砂の器鑑賞。

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 7, 2019

他特筆すべきは、やっぱり「和賀の犯した殺人の重さ」がずばぬけて印象に残っていて。というのは、恋人が妊娠していて、和賀は産ませたくなくて、恋人は産みたがっている。
車は人気ない夜の公園へ…ときたら、「これは殺すな」と（不謹慎ながら）思ったんですけど、和賀はそうしなかった。
恋人は事故的な原因で、流産し死んだわけですけど、和賀は殺人の共謀である恋人を口封じに殺してもよかったけど、そうしなかった。
そして和賀が殺した三木は、本当にいい人で、いい人だけどどうしても、自分の人生を成功させるために…惨めな境遇からしたたかに生き抜いて、これからも生き抜くために、そのために善人そのものの三木を殺した。
これが唯一の殺人。

この事件の重さ、業の深さよ…

これは観てよかったし、一生心に刻まれる作品だと思う。

あ！そういや三木元巡査、巡査ときいていまのお巡りさんを想像してたら、白い軍服のような制服で、すごくかっこよかった！おもわず興奮してしまったわ。

#記憶に御座いません　観てきました。予告編のイメージとちょっと違って、ホームコメディでした。うん、ほっこりしました。キャストが豪華なので、誰か登場するたび笑えました😊田中圭一いきり警官が、とてもかわいかったな😆個人的には、大統領翻訳者がツボでした。BSニュースのアレだ🤣🤣🤣

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 14, 2019

三谷幸喜さんは、すごく重いプレッシャー背負いつつドラマを作り続けていらっしゃるんだろうな。量産型でほんとすごい。

NHKラジオ朗読の菊池寛「満鉄外史」36～40回視聴。「父帰る」ぐらいしか読んでないけど、菊池寛氏は確か戦後ウニャウニャあったよな？ってウィキみたらGHQから公職追放されてた。その文脈の本作か。誰かを助けた人だったよな？って同じくウィキったら、長谷川町子さんを助けたようで。時代の人だなあ

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 15, 2019

おまけ。映画じゃなくて朗読ですが、メモ。

林芙美子「浮雲」の朗読があるので、こちらも聞いてみる。林芙美子さんはたぶん読んだことないか、ちくまの詩をちょろっとぐらい。引き出し増やしましょう😄

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 15, 2019

1話途中でそのままになってる！

#ベニスに死す　観てきました。美しさと悲しさに満ちてた…伝説の美少年、ビョルン アンドレセンが動く！しゃべる！ピアノを弾く！この映画を成り立たせているもの、それは間違いなくビョルンの美しさ。わたしはおじさんではないので主人公の立場は承知できたけど、共感よりも哀れみが勝ってしまった。

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 21, 2019

画面の印象は、主人公を中心に定めるカメラで、それが単調にならないのはオブジェクトで緩急つけるなどしてるからなんだな～とか、白と黒のドレスが多くてハッとするんだけど、もしかしてモノクロ映画だからそれに映える色のチョイスだったのかも、とか。

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 21, 2019

死を目前にして、バカンスの賑わいでいっぱいだったヴェネチアの浜辺が、蔓延していく伝染病で人が消え、街のあちこちで焚火をして消毒をしているのが恐ろしくてねぇ。そのなかに立つビョルンの美しさと、老いらくの恋を自覚して死を前にめかしこむ主人公。痛々しかった…

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 21, 2019

死というものが寂しさを伴っていて、そのなかに一筋の光芒がある、というモチーフはわかるのだけど、死は悲しさだけではないと思うし、そうしたものを見たい。砂の器は破滅に向かいつつも強烈な生命力感じる力強さがあって、わたしはそういうものが好きなんだ。結局、趣味の話です。

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 21, 2019

そのベニスに死すの画面のなかに、黒いワンピースを着た双子っぽい幼女ズが浜辺でのみ、何度かカットインするんですけど、シャイニングの例の女の子たちのインスピレーション元なのでは？などと。そう、賑わう浜辺でもなんか不吉な感じしたんだよな…黒と白のドレスが多いのは、そういう演出意図かな

— せなななせ@関コミF-50【月波企画】 (@senananase) September 21, 2019

以上！

観たものは文字にして振り返れるようにしておきたい。
今後もできるかぎりメモしていこう。

上映中のものだと、ヴァイオレット・エヴァーガーデン、死霊博物館、これからのものだとボーダー、蜜蜂と遠雷が楽しみ！