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京都式?夏物きもののあつらえ方

6月と9月に友人の結婚式に招待されました。「何を着ていこう?訪問着は暑いし、ドレスも着るなら買いなおさないと…」。悩んでいると、神の声。「6月9月なら単衣(ひとえ)の時期やし、着物作ったらええんちゃう?」「せやな!」
というわけで、呉服の現金問屋さんに行ってきました。

京都市内、御所界隈にある とある呉服問屋を訪ねました。
以前、訪問着の生地を買いに行ったお店で、現金問屋です。
現金でしか買えませんが、その代わり、安い。市場価格の半額~1/3くらいで買えます。


着物の生地から帯、半襟などなど、あらゆるアイテムがそろっています。
こちらで買った素材の仕立てを依頼してもよし、知り合いに依頼してもよし。
私の選んだものはこちら。

訪問着が暖色なので、夏用着物は寒色にしました。帯締めは紺。
帯締めはオレンジ色と迷ったんですが、お店の社長さんが、
「紺のがええ!ピリっとしまって、かっこええですよ」っておススメしてくださったので、こちらに。

わたしのお気に入りは、この帯!金と銀の織り模様です。
「月の見立てに使えそう!」
また、使いまわせそうな格子模様でもあり、着物を買いそろえて行く楽しみになりそうです。

これは、かなり好みだった着物の生地。
お店の社長さん曰く、「この柄は、あんまり京都っぽくないんですけどね。どっちかいうと、東京とか、そんな…吉永小百合さんとかが着てはりそうな、なんていうかな?白地の、割とあっさりしたやつですね」

京都っぽさとは…?

京都っぽい柄っていうのは、こういう、絵で描いた感じ?のもののようです。染め?っていうんですかね???
勉強中なので、ニュアンス以上の言葉がでなくて申し訳ないです。

私の選んだ着物の柄です。これにした理由は、安かったことと(2こ上の写真の生地の半額だったので、帯やら帯締めやら一式そろえることができました)、模様が四季の花々だったこと。
それと 私が描いている香道漫画の登場人物の4人兄弟が、「菊・梅・蓮・紅葉」をイメージしており、彼らの柄が入っていたことです。
(ちなみに漫画は鋭意製作中です!)(蓮はないけど…)

そういうわけで、帯はこちらで仕立ててもらい、着物と襦袢は母の友人の奥様に依頼することにしました。
問屋さん曰く、「いまは単衣の依頼でいっぱいで、仕上がりが早くても来月になるんですよ」
「単衣は袷(あわせ)より縫いがめんどくさいから、仕立てる人も手間がかかって嫌やねんて。時間もかかるし」とは母の談。
そもそも単衣を持っている人は少ないので(季節が限られますしね)、余計混雑しているらしい。

着物づくりって、生地と帯と襦袢と、あと半襟くらいあればいいのかな?と思ったんですけど、裾やらなんやらの当て布?みたいなパーツがいろいろある。目の前でどんどんパーツがカスタムされていくので 目が回りそうでした。着物道、奥が深いわ~~~

着物着てお稽古するのが夢なので、着つけはそのうち習ってみようと思います。
着物でおけいこ、楽しみだな~~~



京都生まれの京都育ちの京都在住。まんがを描く人。香道と茶道を勉強中。プロレスは中邑選手推し。