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006.梅雨はつらい。しんどさを認めることにした

雨が続く中、1日だけぽっかりと晴れた平日。
乾いた風が、前日の雨のせいで生ぬるい。

今日は週に一度の在宅勤務だ。

少し疲れていても、晴れているとそれだけで少し嬉しくなる。
いっそ休んでしまおうかというアイデアが頭をよぎるが、残りの有休日数と細々としたToDoリストと天秤にかけ、仕事を始めることに決めた。

晴れた日、ひとりでリビングで過ごすのが好きだ。
できる限り部屋を片付けて、手帳に万年筆を走らせる。本棚に眠っていた読みたかった本を読んだり、おやつを食べたり、好きに過ごす。

夫がいる空間も楽しくて好きだが、少し過敏で繊細な自分にはひとりの時間がとても大切だ。

ここ最近、出勤することも増えてきた。
どうしても表面的だった会話も、直接会うことで柔らかくなり、機微を働かせるというのはこういうことだったか…と感じていた。

自分にできない仕事をしてくれる人に対して、日頃の活動が見えやすくなった分、自然に感謝できるようになった。
それはそのまま、相手を「すきだ」と思う気持ちが増すことでもある。

の、だが。

やっぱり、ひとりの時間が、足りないのだ。
そこに梅雨のしんどさが重なってくる。

体感としては、年々この時期が苦しくなる。

空気が重くて、気分良く呼吸ができない。
肩が張っていて、首も頭も鈍く痛い。
なんだかいらいら、集中できない。
体の調子も悪くて、急にお腹を壊す日もある。
「もう何年か前はもっとうまくやれてたのに…」と思うこともある。

でも、もうこれは、降伏するしかない。
梅雨は、つらいのだ。

梅雨時期を乗り越えるために、明るく発想の転換をしたり、楽しいことを考えたりするのもいいけれど、なんだか嘘をついている気がする。

確かにたまの晴れは嬉しいし、雨季も必要なものだし、梅仕事は楽しくて愛おしい。
でも無理に自然に抗うのもなんだか違う気がする。

繊細な人たちは、特に自然の変化にも敏感で辛い思いをしていると思う。(自分も含めて)
季節に梅雨があるように、「ぐでぐでな時期」もあっていいじゃないか。

「梅雨なんてだらしない、しっかり晴れろ!」なんて言う人がいないように、きっと私たちもジャッジなんてされる必要ないのだ。

じめじめ、体力を奪われる時期、じっと晴れに備えておこう。

私は、梅雨に降伏する。
もう戦うのはやめて、時が過ぎるのを待とう。
あと1か月近く雨期は続くので、耐えているうちに楽しいことを見つけられるようになるかもしれない。


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