セナ

読書/花/野菜作り/コーヒー/食べること/オーボエ/音楽が好き。 暮らしを愛でたり、時…

セナ

読書/花/野菜作り/コーヒー/食べること/オーボエ/音楽が好き。 暮らしを愛でたり、時々深く考えたりする、ちょっぴり繊細な日々の記録です。 辛い日があっても、ここも飛び石のひとつ。

最近の記事

007.世間が子なし夫婦に冷たいのではなくて、自分が武装しすぎていただけだった

「結婚の自由をすべての人に」の第一審判決で、現在の法律で同性カップルがパートナーと家族になる法制度が存在しないことは、人格的生存に対する重大な脅威、障害であり、憲法24条2項に違反する状態にあると判示し、実質的な「違憲状態判決」が出された。 このことはこれからの結婚に関する議論についての大きな一歩であることには違いない。 だが私をより打ちのめしたのは、この判決に至る過程での大阪地裁の判決である。 2022年6月20日の大阪地裁の判決では、婚姻の目的は「生殖関係の保護」とし

    • 006.梅雨はつらい。しんどさを認めることにした

      雨が続く中、1日だけぽっかりと晴れた平日。 乾いた風が、前日の雨のせいで生ぬるい。 今日は週に一度の在宅勤務だ。 少し疲れていても、晴れているとそれだけで少し嬉しくなる。 いっそ休んでしまおうかというアイデアが頭をよぎるが、残りの有休日数と細々としたToDoリストと天秤にかけ、仕事を始めることに決めた。 晴れた日、ひとりでリビングで過ごすのが好きだ。 できる限り部屋を片付けて、手帳に万年筆を走らせる。本棚に眠っていた読みたかった本を読んだり、おやつを食べたり、好きに過ご

      • 005.梅干し、漬けました。(2回目)

        今年も。梅干しを漬けた。 梅干しを初めて漬けたのは去年のこと。 ころん、と可愛い梅を洗い、塩の中に並べるのはとても豊かで楽しい時間だったのだけど、完成した梅干しは決して成功とは言えない出来だった。 まず、固い。 ごはんのお供にいただこうにも、箸ではほどけない。そのため、基本的には包丁でたたいて梅ペーストを作るか、調味料として煮物に入れるかしないと食べられない。(カリカリ梅として食べるには少し大きい) そして、酸味がとても強い。 目玉が飛び出そうなほどすっぱいのだ。 公園

        • 004.「バリバリ」の闘いから降りることを決めた

          2年ほど前に書いたブログの記事タイトルは「DINKsの生存戦略」だった。 私たち夫婦は、子どもが自然にはできない上に、妻側は子どもが苦手というコウノトリに愛されないふたりだ。 何度も何度も夫婦で話し合って、「であればここはがんばらないで、他の方法で社会に貢献しようぜ」という結論を出した。 仕事で成果を出し、子育てを頑張るひとたちの働き方の選択肢を増やせないか。 頑張って働いてしっかり税金を納めて、社会の力になれないか。 余裕がある分は寄付なんかして。 さらに私は、自分た

        007.世間が子なし夫婦に冷たいのではなくて、自分が武装しすぎていただけだった

          003.めぐる、うごく、まなぶ

          ここ数日、弾けるように目覚めている。 朝があまりにも明るくて、「寝過ごした!」と思い、慌ててとびおきる。 でも、枕元の時計はまだ6:30ころを指している。 まだひんやりした時間に起き、庭のブルーベリーを眺める。 花の盛りが過ぎ、まあるい実が少しずつ膨らみ始めている。 顔を洗って、「今日のTODO」を5つだけ厳選し手帳に書く。 これは、HSP傾向かつ多趣味な私が、「あれもこれも」と抱えすぎないための訓練だ。 2日連続でこのモーニングルーティーンのような過ごし方をして、「習慣

          003.めぐる、うごく、まなぶ

          002.ブルーベリー(ハイブッシュ系)の人工授粉をしました

          去年から、ベランダでブルーベリーを育てている。 小さくて、ランプのようなすずらんのような、可憐な花が咲くところが好きだ。 去年は結実しなかったのだが、「購入1年目だし、まあ、まだ株を大きくするのが大事だしいいか〜」と思っていたのだが、今年はぜひ収穫したい。 ■ブルーベリーについて簡単に ブルーベリーには、ハイブッシュ系とラビットアイ系の2つの系統がある。 我が家にあるのは、ノーザンハイブッシュ系の「ブルーヘブン」という品種だ。 ハイブッシュ系のブルーベリーは自分の花粉で受

          002.ブルーベリー(ハイブッシュ系)の人工授粉をしました

          001.はじめまして、HSPな私。

          「ねえ、私と一緒に住んでいて繊細だなと思ったことある?」 「うん、…そうなんじゃないの?」 先日の夫との会話である。 「Audibleのコインが余ってしまっている」というやや邪な理由から、『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本』(武田友紀)を読んだ。 今までは、「時々は一人の時間を欲しがる」「疲れやすい」「仕事では、案件を必ず次の段階に繋げるように見通すのが好き」「やや人へ壁を作りやすい」と自分の性格を認識していた。 だが、それがより一般的な言葉にな

          001.はじめまして、HSPな私。