002.ブルーベリー(ハイブッシュ系)の人工授粉をしました
去年から、ベランダでブルーベリーを育てている。
小さくて、ランプのようなすずらんのような、可憐な花が咲くところが好きだ。
去年は結実しなかったのだが、「購入1年目だし、まあ、まだ株を大きくするのが大事だしいいか〜」と思っていたのだが、今年はぜひ収穫したい。
■ブルーベリーについて簡単に
ブルーベリーには、ハイブッシュ系とラビットアイ系の2つの系統がある。
我が家にあるのは、ノーザンハイブッシュ系の「ブルーヘブン」という品種だ。
ハイブッシュ系のブルーベリーは自分の花粉で受粉できるのだが、ラビットアイは「他家受粉」と言って、同系統の別品種でないと結実しないらしい。
我が家のブルーベリーは自家受粉できるはずなのだ。…望みはあるのか?
■知らなかった!受粉すると…
受粉がうまくいくとどうなるのだろう、と思って色々栽培している方のブログや記事を探していたところ、こちらの記事を見つけた。
なんとブルーベリーは、受粉すると、がくが上を向くらしい。
去年、上を向いているがくなど一つも見なかったので、やはりそもそも受粉していなかったようだ。
■人工授粉をしよう
今まで野菜はそれなりに育てていたのだけど、あまり虫が来なくても風で受粉できるものもあり、受粉できるかどうかに悩んだことがなかった。
だが、ブルーベリーは花がきゅっとすぼまった形をしており、風で受粉するのが難しいらしい。
そこで、人工授粉をすることにした。
使用するものは梵天耳かき。
花をやさしくゆすり、茶碗などに花粉を集める。それを耳かきのフワフワ部分にまぶし、雌しべの先にぺたぺたと着けていく。
ただし、花粉の量も非常に少なく、(それこそ耳かきひとさじ分もないほど)うまく雌しべに花粉がつけられたかは実感が持てない。
天気のいい日の午前中、3回ほど人工授粉を行なったが、3回目の頃には花も減っていて花粉の量はほぼ見えないほど。
大丈夫なのか…?
■変化が…!
人工授粉から 1週間。
あ、空を向いている!
しかも膨らんでいるのがある!!
しかも大量にある。ベビーブームが到来している…!
ベビーに例えておいて言いにくいが、がくが細いもの、花の時点で小さいものはこの時点で摘んで、ある程度丈夫そうなものを残して育てることにした。
しっかりと花粉が着いたことを目視したわけでもなかったので「本当に意味あるのか?」と思っていたのだが、しっかり受粉した。
その様はまさに化学反応のようで、その力強さに感動。
小さくてぷくっとした様子が可愛くて、何度もベランダに出て確認してしまう。
暖かい風に吹かれて、まあるい実が優しく揺れている。
収穫までにはあと1ヶ月ほどかかるようなので楽しく観察したい。
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