NAGAのシビれる一打〜3日目〜
この記事は
【麻雀】NAGA牌譜研究 Advent Calendar 2021 - Adventar
の3日目の記事です。
今日の何切る
こちらの牌譜から。
こちらをご覧ください。
南一局。一本場。
点棒状況に激しい動きはなく、比較的接戦ですね。
自身はドラドラのチャンス手ですが、そろそろ終盤に差し掛かる場面。他家の動向はよくわかりませんが、いやーな5sをツモってきたところです。
さぁ何を切る?
答えは…
完全撤退の9s切りでした!
まだ残りツモ4回もあるし、諦めるの早くないか…?
切れない理由を考えてみましょう。
マンズが場に高すぎて危険度が高い
上家の最終手出し6s → 4s5sの危険度が高い
3-6s埋まった場合、待ちが弱い(6m7pシャボかフリテン間5m)
うーむ確かに。これはオリても良い気がしますね。
特にソーズの上家の6sが嫌な感じです。安全牌の南よりも後に出てくる牌なので確実に関連牌と判断できます。自分が実戦で9sを選べるかはだいぶ怪しいですが、こういう繊細なオリ判断が出来るのが天鳳で成り上がれるのでしょう。
NAGAのお気持ちを聞いてみる
ここまで仮説をツラツラを述べてきましたが、NAGAならなんと「どうしてその牌を選んだのか」聞いてみることが可能なのです!
そう。NAGAならね。
これが問題のシーンのNAGA目線での分析です。
まずは他家のテンパイ確率を見てみましょう。上家の青の円グラフは比較的大きいですね。対面と下家はテンパイ確率を低めに見積もっています。
他家に対する各牌の危険度も見てみましょう。左から上家(水色)、対面(黄色)、下家(緑色)です。
確かにマンズは全体的に切りづらい!また、ソーズの6s周りは上家(水色)に対して危険という評価だったようです。仮説通りでしたね!
面白いのがアタリ牌の8sはそこそこ危険度が高くないという点ですね。今回はたまたま上家が8sを切りましたが、もし8s単騎のままだとしたらNAGAは放銃したのでは?
NAGAのお気持ちを確かめてみる
追加検証〜!
ということで問題の上家の手出し6sを適当な字牌「北」に置き換えてみましょう。
さて、NAGAの評価はどう変化する…?
変化しました!
真っ直ぐ5s切り推奨だそうです。やはり手出し6sをかなり重視していたようですね!トッププロの思考に近い気がします。今回ツモってきた牌が5sじゃなくて8sだったとしたら、そのまま放銃した可能性が高いですね。
今回は手出し一枚でガラッと方針転換していました。かなり繊細な打牌選択をしていますね。これがAIならではの強みでしょう。
流石NAGA!凄いぞNAGA!
その他
その他、このゲームで気になった場面を振り返ります。
東二局
東四局
上記のシーンは状況的に3m残しが良さそうですが、その他の場面でもNAGAはこうした1233とか2334みたいな4連形を大事にする傾向がありそうです。Suphxに見られるような先切りはあまり行わず、きちんと受けの多い方を残すタイプのAIだと考えられます。
今回はNAGAの牌譜解析機能をかなり有効に使えた気がします。
これからもバンバンNAGAを使いこなしていきたいですね!
それではまた明日!
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