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NAGAのシビれる一打〜5日目〜

この記事は

【麻雀】NAGA牌譜研究 Advent Calendar 2021 - Adventar

の5日目の記事です。

今日は序盤の字牌についてです。

今日の何切る

こちらの牌譜から。


では早速トン発第一打から。


数牌の部分は形がいいものの、字牌が多めです。
サッサと処理してテンパりたいところですね。


さて、ここからNAGAが字牌を処理した順を考えてください。





即答できる方もいそうですね。

以下、解答です。

まずはオタ風の「北」
上家の風牌「南」
役牌の「中」
自風の「西」

「北→南→中→西」の順番ですね。


「序盤の孤立字牌の処理」に関しては定石があります。

場風 → オタ風(下家→対面→上家) → 三元牌 → 自風

理由は長くなるのでここでは説明しませんが、考えるポイントはこんな感じですね。

  • 自分が重ねたい牌

  • 他家に鳴かれたくない牌 or 鳴かせたい(アシスト)

  • 鳴かれた時に自分のツモ番が飛ばされるか

  • 裏ドラの乗りやすさ

オタ風については
下家に鳴かれると自分のツモ番が飛ばされて損
→ だったら鳴かれないように先切り or 鳴かせるなら自分の牌を鳴かせる
という意識が大事です。


NAGAはしっかり教科書通りに処理していました。流石、鳳凰卓のデータを学習しているだけありますね。


では次。

「南」と「發」と「中」の比較です


南は自風かつドラなので、実質「發」と「中」の比較です。


もちろん「發」ですね。三元牌の優先度は「發→白≒中」となります。

「發」は緑一色ケアのため、他家が重なる前にサッサと切るべきです。

NAGAくんも發切り推奨。


「白」と「中」の比較ですが、これは諸説あります。

  • 「白」の方が視認性が良いため一鳴きされやすい→なので先に切る

  • 「白」ヘッドは気持ち悪いので鳴かれやすい

理由は色々ありますが、「白」から切るのがセオリーらしいです。

※ここら辺は裏ドラ効率も考えると良いと思います。配牌で「白」と「中」が一枚ずつあったら、裏ドラが乗りやすい「中」を残した方が合理的でしょう。七対子の待ち牌選択などでは天と地の差があります。


NAGAくんはどう考えているのでしょうか?


東三局。まずは白と發の比較ですが、当然「發」を切ります。

東三局でも「發」切り推奨のNAGAくん


次に「中」持ってきたシーン。

圧倒的に「中」切り推奨でした。


「中」の推奨度が圧倒的ですね。何故でしょう?

牌譜を編集してカスタム牌譜分析をしてみます。

「白」と「中」を入れ替えてみました。

「白」切り推奨に変化しました。


要するに同等の役牌の場合は「ツモ切り推奨」ということでしょうね。

※ただし、比べてみると「白」よりも「中」の方が推奨度が高いように見えるので、NAGAとしては「發→中→白」という判断基準が存在するようです。何か決定的な差があるのかもしれませんが、まぁ誤差でしょう。


その他


南一局

役を確定させるチー。
お見事でした。
※実際はスルー寄りだったそうです。

南三局

トップ目につき、無理せずテンパイ崩しでオリ



南四局

Tweetで「迷った場面」がこちら。


5mか8mで迷ったようです。そんなに迷うか…?


まとめると

場風 → オタ風(下家→対面→上家) → 三元牌(發→白≒中) → 自風

ということでした!


字牌の処理についてはセオリーはありますが、

「親に絶対鳴かれたくないので配牌ベタオリ。東は絶対切らない」とか「オーラスにアガリトップの他家の風牌をあえて残しておいて、相手が風牌を重ねた頃に切って鳴かせる」といった臨機応変に処理する力も必要です。

セオリーは判断材料の一つに過ぎません。囚われすぎないように柔軟に構えたいですね。


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