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"それ"

ある日"それ"は突然に、そして前からずっといたかのように現れ、私の日常生活を狂わす。

長いと"それ"は1ヶ月、2ヶ月と続きその間毎日のように、日常が町並みが人の顔が食べるものが涙でぼやかされ、色彩豊かな日常が透明になる。そして鼻水を嗅ぐ用のティッシュで並々だったティッシュボックスは数週間後には空となり、部屋が空箱と白いもので溢れかえる。

そんな体に現れる不愉快な症状をヨーグルトとバナナ、お茶、アレジオン、目薬で癒し、和ませる。
"生きているだけで丸儲け"というフレーズが印象的な歌がある。私はその歌が大好きだ。元気がないとき生きる力がない時私はこの歌を聴く。
ただ、今の状況は"生きているだけでお金の無駄使い"なのである。

私生活では、もちろんアルコール類禁止。飲むと"それ"は悪化する。だから、友人達とご飯を食べる時ややお酒を飲む場では相変わらずグレープフルーツジュースである。(もともと飲めない体質である)
一番深刻なのは、お出掛けをするのに最も最適に季節に外出を控えないといけないこの心苦しさと喪失感である。手作りのお弁当を持って公園でピクニックや春の恒例行事・お花見、新しい出会いのあるこの時期だからこそ悔しい。

もう"それ"には出会いたくない。お別れをしたい。一層のこと"それ"がない国へ逃げたいのだ。今までありがとう。さようなら。

#花粉症 #日記 #note #ありがとう

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