★経営10周年を振り返る vol.8 〜2015年・30歳・経営5年目・赤字とリニューアルと1号店閉店〜

お金に苦しんだ1年だった。

2015年は横領発覚からスタートした。
詳細は省くが、お金は全額返ってこなかった。
いやあ、横領の証拠を揃えるって、難易度高すぎるよね(警察署で学んだ)

自分が勤務する北浜店は絶好調、益々売上が伸びるが、
1号店2号店の売上が徐々に落ちてきた。

心斎橋店を炭火焼きの店にリニューアル
肥後橋店をイタリアンと串揚げの店にリニューアルしてみたが、
売上が上がることは無かった。

売上が悪いと、店の空気も悪くなる。
うちの会社はぎくしゃくし始めた。

この頃から、スタッフたちと距離を近めようと、
毎晩のように飲みに行くようになるが、
気がつけば大体毎回同じメンバーになっていった。
これは俺が嫌っていた、派閥、ではないか、と悩んだ。
(派閥が大嫌いなので、うちのシフトは固定じゃないんである。毎日同じ人と働くのは俺は苦手なの、悪いことではないけどね。)

2月祖母が亡くなる、6月父が亡くなる。
家族状況も一気に変わった。

9月、社員旅行で淡路島に行った。
20人くらいで、貸別荘で目一杯遊んだ。
しかし、1号店のスタッフは1人も来なかった。

10月、経営5周年パーティーをライブハウスで開催。
うちの店で働いていたり、友達だったりする人たちに出演してもらった。
その時の記事がこれ。
https://diggity-jp.net/news/23075/

 

経営自体は、3号店の成功で何とか順調だった。
1号店と2号店は赤字黒字ギリギリ。
社内の空気はどんどん悪くなっていった。
この頃、再び『社長が働きすぎる、何でも1人でやってしまう状態』になり、
週7日で1日16時間働く日々、体がボロボロで整骨院や病院に通っていた。

 

何かを打開したくて、なんと4号店を作ってしまう。
やっぱり20代の私は勢いが違う、勢いがすごい、方向性間違ってるけど。
 

2015年、11月、大阪の本町にマリーナ邸というお店を作った。
私の夢は、シーサイドリゾートでピッツァカフェをやること。
海辺にありそうな店をイメージして、家具や漆喰カラーを選んだ。
 

借金は2000万円になっていた。
 

2015年末、売上は悪くなかったが、
社長の思いと社員の思いがずれ始め、
1号店を続けることが不可能になってしまった。
またやってしまった。
数年前は、スタッフに気を使えなくて失敗した。
今回は、スタッフに気を使いすぎて失敗した。 
 
  

2015年末、1号店のチーナ邸、閉店。



画像1

画像2

画像3

画像4

画像5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?