★経営10周年を振り返る vol.6 〜2013年ー2014年前半・29歳・経営4年目・心斎橋で2号店チェルピーナ邸オープン〜

充実の日々が始まった。

 
当時の月商は200万円。
神戸時代の月商と比べたら全然売れてないが、
自分一人とアルバイトで運営してコストをかけていなかったので、
黒字経営が出来ていた。
 

ただ、利益はあまり出ていなかった。
人件費はかかってないが、原価が40〜50%だった。
(2013年ってそういうの流行ったんよね〜、原価40%以上で繁盛店作れ、みたいな。悪いことではないんだけど、原価高いとしんどいよねえ。)
 

私はお店に1日16時間くらいいて、仕込みをずっとしていた。
誰にも頼らないって決めてた時期だったし、とにかく良い店を作ろうと意気込んでいた。
 

この頃は積極的にイベントにも参加していた。
ライブハウスや出張料理やお店ライブやら。
キュウソネコカミとか奇妙礼太郎とかかな、当時は無名だけど今は有名な人達とも知り合ったりした。
この頃からアルバイトでミュージシャン入ってくるようになったなあ、うえまや、ゆか、とか。
 

余談。店内ライブで『チーナ』というバンドを呼んだことがあった。
店の名前とバンド名が同じだったので、気になって聞いてみたらめちゃくちゃ最高だった。
後に、チーナとチーナは、一緒にイベントをやったりピザソングを作ってもらったり、そんな付き合いをしている。
 

お店をオープンして1年、毎日必死に働いて、体は死にかけていたが充実していた。
誰にも頼らない、人に嫌われたくない、という恐怖も薄れていった。
色んな人に助けられたし、孤独でいるよりも仲間と楽しんでいた方が、とても素敵だったから。
 

社員旅行にも行った。香川県の直島。
一緒に働く人と仲良くできる日が戻ってきた。
 

また社員を雇ってみよう。
この時に雇用したのが、アルバイトだった、あやさんしなさんの2人。
俺が1人で16時間やってる仕事、2人にしたら1人8時間ずつになるかな、と思い2名採用した。
 

私はどうしても心斎橋にお店を出したかった。
心斎橋はとても好きな街だった。
ここにお店を出したらカッコいい、とかいうしょーもない思いもあった、20代だったので。
この頃の俺は猪突猛進型だった、めちゃくちゃ攻めてた。
今は保守的でーす!
 

1年間で現金残高は200万円くらい溜まっていた。
銀行に500万円融資してもらって、心斎橋に2号店を作ることが決まった。
チェルピーナ邸である。
オープン日は2014年2月2日。
後に私と結婚し離婚する亜美を社員採用したのがこの頃である。


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