★経営10周年を振り返る vol.10 〜2017年・33歳・経営7年目・倒産覚悟の逆襲〜

人生で1番チャレンジした1年だった。
とにかく勉強しまくった、とにかく行動しまくった。


1月、ターニングポイントが2つ。

1つ、売れてる先輩方と会いまくることにした。
その中のひとりが『福島正伸先生の著書を読め』と教えてくれた。


『下瀬は実力も経験もあるが、心が外に向いていない。大事なのは技術じゃない、心なんだ、心を磨け。人を幸せにすると本気と思えるようになれ。』


と言われて、YOUTUBEで講演を聞いたり、本を読んだりした。
その結果、とにかく人を幸せにすることを第一に考える、という心になった。
それまでは、自分の人生を守ることに必死だったかもしれないね。
いやあ、1年目で福島正伸先生に出会えてたら、こんな失敗しなかったのかなあ。
でも、これだけ失敗したから、人を幸せにすることを考えれるようになったんだろうなあ。


もう1つは、NHKのテレビ番組『世界入りにくい居酒屋』を毎日見て毎日泣いたこと。
飲食店の原点を思い出す。
お客様とスタッフを幸せにする場所が飲食店なんだ。
その当時、テレビの名場面を写真にとって、毎日写真を見ていた。
良い店、俺も作りたいなあと思った。


良い人になる、良いお店を作る、このことばかり考えた2017年。


2017年1月。
運転資金の残金500万円、借金2000万円。
赤字は毎月50〜100万円。
年末で5人退職したため、人手不足。
このまま行くと半年〜1年で倒産という危機的状況。
プラス材料は何もない、勉強と行動と気持ちしかない。


社内会議を行い、現状と今後について、全て曝け出して話をした。
どうしても良い店を作りたい、と社員に語った。
今がどれだけ危機なのかも話した。
(2020年の今、これが必要なのかもしれないね。さらけ出す会議やろかな。)


2月、業績は一気に上昇する。
えー、一ヶ月でこんなに結果出るのー、とビックリした。
やったことは、気持ちを入れ替えただけ。


3月、経営史上最高の売上を出す。


ここから攻め続ける。
新サービス、新メニュー、をガンガンやる。
たくさんのお店に行って、良いものを学ぶ。それをすぐに自分の店で実践する。
毎日毎日新しいアイデアと、心を強くするために勉強する。
チャンスがあれば、飛びつく。
ローマピザ職人なのに、イタリアのナポリまで行ってナポリピッツァ世界大会に出場しようとした(出場断れたけど、世界大会は観戦した)
全ては、みんなと幸せな人生を作るため。


色んなイベントにも積極的に参加する、ぽんぽこランドに行ったのもこの年かな。
ケータリングもしまくったなあ。
料理に関する資格10個くらい取ったなあ、利酒師や野菜ソムリエやチーズコーディネーターやら何やら、薬膳検定とかも受けてたなあ。


イタリアで料理修行する妻に会いに行ったり、
スタッフみんなとバーベキューやったり、
スタッフとプロレス見に行ったり。
遊ぶ余裕も出来ていた。


倒産寸前だったうちの会社は、
快進撃を続け、
2017年末、借金は0円になっていた。

心を強くし、仲間やお客様の幸せを第一に考え、勉強と行動と共有を愚直に続けた1年。

画像1

画像2

画像3

画像4


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?