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『ツインソウル』の存在

14年前、私はある男性に出会った時
自分が心臓発作で死ぬかもしれないと
生命の危機を感じるほど
強くハートが波を打ったことを
昨日のように覚えている。

当時は結婚もしていたし
まだ生後3ヶ月にもならない
乳飲み子を抱えていて
それが運命的な出会いの予兆だとか
そんな風に思うこともなく
「あれは一体何だったんだろう」
そう思うだけで、時間が過ぎた…

5年後、共通の友人を通じて
またその男性と再会する機会があった。
私はとうに5年前の衝撃を忘れていたし
そもそも、再会した時に
その彼が心臓を撃ち抜いた相手だと
全く気づかなかったくらいだ。

ただ、その時の再会の時は
彼が私にロックオン状態になり
来る日も来る日も
ホントに呆れるくらいに
仲良くして欲しいと連絡をして来ていた。

それから2人で会うこともあり
話せば話すほど気も合うし
話さなくてもぜんぜん気まずくもないし
お互い言葉を通さなくても
考えていることが分かるのだ。
仕事が忙しい彼に私が悪態をついても
「分かったよ」と聞き流す器の大きさと
いつも私のことを愛おしそうに
「こうしてたまに会えるだけで幸せだ」と
まるでディズニーランドのミッキーを
見るように私の瞳を見つめる彼といると
これは何か、普通の男女関係ではなく
特別な縁のある間柄なのではないか。
そう思うようになり、色々調べ
こういう間柄のことを
『ツインソウル』と呼ぶんだと
9年前に知ることになった。

『ランナー』と『チェイサー』
『サイレント期間』と『統合』

『ツインソウル』には
大きな宿命があり
恋愛関係としてのゴールよりも
大きなミッションがある
そう言われている。

今思えば、だけれど
私は彼と将来(老後)何がしたいか
その事をさりげなく話した時
2人とも子どもが好きで
自分の血を分けた子どもの
子育てが終わっても
親に恵まれない子ども達の
心の拠り所になるような場所を作りたい
どこか地方の広いのんびりした土地で
傷をおった子ども達のケアを
2人助け合いながらやっている光景が
脳裏をよぎった…
確認はしてないけど、恐らく彼も
同じように感じていたはずだ。

それはまさに、ツインソウルあるあるで
一つの魂がこの世に降りる時
二つの人間に分かれ
それぞれが苦しい修行をし
人として充分成長したあと
『統合』が果たされ
天からの大切なお役目を担う
その将来のビジョンは驚くほど一致し
また二人で行うことで
そのお役目の効果も絶大になるとのこと。

拙い私のツインソウル学習によると
このお役目を実際に行う時期のことを
『統合』と呼び、お役目に気付くのが
『覚醒』と言われるのだが
女性は感性が豊かなので
これは普通じゃない
これは見覚えがある、など
直感が働きがちで、男性より先に
『覚醒』し、未来について早々準備する
段階に入ることが出来るが
男性は理性的で理屈で生きている分
今の仕事や家族における役割や
ポジション的なことで
そう簡単にはお役目を受け入れることは
出来ない傾向にある。

また『ツインソウル』のルール
『覚醒』や『統合』などのステップを
男性に知らせてしまっては意味がなく
あくまでも自力で『覚醒』させ
『統合』していかなくてはならないのだ。

つまりは男性の『覚醒』を待つしかない。

なかなか気付かない…それどころか
むしろお役目から逃げるのが『ランナー』
それを忍耐強く待つのが『チェイサー』
そう呼ばれている。

私の現在地は『チェイサー』の2年目…
いや、もう3年目に突入している。
道のりは長い…

けれど私には、我が子の子育てもあるし
そのためのライスワークもしなくては
食べていけないわけで
悩んで立ち止まってばかりは
いられないのが現実だ。

もちろん運命をこじ開けたい
そんな衝動は定期的に襲ってくるが
こじ開けた後のストーリーが浮かばない。

不倫関係は絶対に有り得ないという
自分なりの操みたいなものもあるので
今は今でシングルマザーを肯定し
瞑想やヨガにハマり
副業で電子書籍を執筆したり
しっかりと自立し、自力で楽しいことや
人の役に立つことを模索している。
もちろん怠けたり、遊んだりもして
楽しく毎日を送っていることも事実。

仮に、彼がこのまま『覚醒』せず
『統合』を迎えられないとしても
私は彼に出会えて良かったと思う。

『来世』とやらがもしあるとしたら
きっとまたこの人に恋をして
心臓発作もどきの衝撃を受けるのだろう。

きっと『運命』とはそういうものなのだ…

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