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今学期は卒業を目指して。

コネチカット大学大学院も春学期2020がいよいよ始まります。

秋学期2019は、息子の受験を優先すべく自分自身の課題は(意図的に)ほぼ放置していましたが、今学期はようやく自分の勉強時間が確保できる!ということで、本気で取り組んでいこうと自身に喝を入れています。

もちろん息子が進学する前にどうしても克服(というかimprove)させておかねばならない課題がいくつかあるため、そちらの諸々にはまだ手がかかりますし、様々な手続きに時間もさかねばなりませんが、それでもオルタナティブ教育の道に進んで以来5年半ぶりに「私のためのまとまった時間」というものが持てそうなため、ここで一気に卒業まで突き進めたいと思っているところです。

そんなわけで、今学期の課題提出期限日である5月1日までは、よっぽどのお知らせがない限りはnoteの更新はできなくなりますし、もともと苦手なTwitterにおいては(チェックは定期的にしても)今より更に放置となってしまいますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。。

5月に嬉しい報告ができるよう頑張らねば…!

最後に一つ、嬉しいことがあったのでご報告。
A Parent’s Guide to Gifted Childrenの邦訳書『わが子がギフティッドかもしれないと思ったら』について書いた前回のnoteをFacebookでもお知らせしたところ、SENGのboard memberの代表をされていた方が、そのnoteを、彼女の幅広いギフテッド(心理&教育)業界のコミュニティに対して「日本でもついに訳書が出た」とシェア&紹介してくださいました。これは日本にとってちょっと大きなことかも!と感謝感激感動しています。

というのは、世界的に、「ギフテッド(浮きこぼれてしまう)個人に優しくない国」であると知られている日本が、これで「少しずつだが変わりつつある」とアメリカもしくは世界に知ってもらえるきっかけとなったかもしれないからです。

個人レベルではわかりませんが、少なくともアカデミアでは、日本のギフテッド研究は遅れているどころか皆無であることは世界中に知られているように思います。欧州はもちろん、アジア、南米、中東と、世界各国から講演者やアドバイザーとして招待されているギフテッド教育の第一人者レンズーリ教授も、日本からは(関西大学の松村愓隆教授以来)視察や勉強、研究に来る者もほとんどないため、「日本にはギフテッド教育に対して非常に強い反発がある」と熟知されていましたし、『誤診』と『わが子』の監訳者である角谷詩織先生からお聞きしたところ、ギフテッドの心理学における第一人者であった故Dr. Webbも「日本ではギフテッドに適した環境や支援がない」ことをご存知だったそうでした。日本人研究者である先生がSENGのカンファレンスに参加されたことをDr. Webbは非常に喜ばれていらっしゃったそうですものね。

UConnに派遣されてきている各国の研究者らにも「世界的な学会でも日本からの日本人研究者に会ったことは一度もない」と めずらしがられ、私が(派遣されてきた)研究者ではないことに驚かれ、個人で(しかも一親という立場で)学びに進学してきたことにさらに驚かれ、私としても、微妙というか、複雑な心境に何度陥ったかわかりません。(せめて私が研究者であったら良かったのになぁと思ったり。笑)

SENG以外の全米各地の大小ギフテッド(心理&教育)関係者に今回このニュースが知られたことで、具体的に何がどう変わることもないかもしれません。でも何かのアクションは点となって残り、何かの折に意外な点と結びついて、思いもよらなかったことが起きたり可能になったりすることは意外とある、と私は思っています。個人レベルではありますが、なんの意味も成さなさそうな小さな点が、後々、やはり単体では弱い点と結びつき、誰かに/何かにとって意味のある大きなものへと進化した経験を、とくにここ数年、頻繁にしてきているからです。

しかもその点のうち一つは何十年も前に培った点だったりして……

塵も積もれば山となる、とはこういうことなのかな??
いや、塵も使い方次第、でしょうか。多種多様な使い方ができるように、塵もある程度あったほうがベター、と実感している今日この頃でありました。

いずれにしても、塵の一つということで、修士号を早く取得できるよう頑張っていきたいと思います。

ではでは…!

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