スピや自己啓発にハマらせる構図。——矛盾しないことが真実とは限らない。

人を入信させる方法

①最初からそこそこ弱ってる人を狙う

①´孤独な人。なにか偉大で母性的なものを求めている人。誰でもいいから救って欲しい人。劣等感を持っている人。自分の心が信じられず、客観的ぽくて絶対的そうな何かにすがりたい人。特別扱いされたい人。


②チェックリスト(それに類似するもの)を出して、お前はダメだ、もしくは特殊だと認めさせる。しかしそれは全員にあてはまりそうなことだったりする。そしてただの不運も含めた全ての悪い出来事をその欠点や、珍しい特徴のせいだと思わせる。


③そして、私に従えば解決できると言い聞かせる。たまに、自分以外の方法を信じるなと脅したりする。自分に全てを委ねるように誘ってくる。カモの価値観を逆手に取る。選民思想的なのを植え付ける。こともある。

④全ての現象を自分流に名付ける人もいる。そして、全ての現象が、自分の教義で説明できることを照明する。

しかし、誤解しやすいのだが、矛盾しないことが真実だとは限らない。情報が少ないだけのこともある。
赤くて、丸いという情報だけだったらリンゴもトマトも矛盾しない。しかしアンデス原産という情報が加わると、リンゴは虚実に、トマトは真実になる。
私自身が大切にしたい言葉だからもう一度言う。
矛盾しないことが真実だとは限らない。

⑤基本的に当たり前のことを言う。たまに変なことを言う。ホットケーキミックスに少量の粉洗剤を混ぜている感じ。

⑥当たり前のことだけ信じれば良いものを、完全な入信者は、その変なことを信じることで、自分は選ばれた何かになれる気がしたりする。特別になれる気もする。ようやくマウントが取れる気もしてくる。そのせいで、自分のプライドを維持するためだけに守るべきものを捨ててしまう人もいる。


こういう目線でとらえてみると、アンチスピに躍起になることと、スピにどハマりすることはほとんど変わらないんじゃないかとまで思えてきたり。

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