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”セミナーをつくる側”になり実感したこと

こんにちは、石井です。

きょうは、”セミナーをつくる側”になってみて実感したこと
について書いてみます。

私は、セミナーのプロデュースの仕事をする前から、
ビジネススクールに通ったり、一日完結型のセミナーに参加して
マーケティングや管理会計を学んでいました。

言ってみれば、「セミナーを受講する側」だったんですね。

そこから、実際に出版社の正社員として「セミナーをつくる側」に
回ったという経緯があります。

当たり前ですけれども、実際につくる側になって、その難しさを
経験しました。

それをお伝えしてみたいと思います。


1)集客の難しさ(受講者を集めること)

これは、セミナー企画より難しかったです。

いかに面白い内容(企画)を考え出し、受講者の方に参加していただくか。

最近のセミナー業界の流れとして、”あおりキャッチコピー”で受講者の方の関心をひきつけ、集客に促すということがあります。

ですが、これは諸刃の剣だったりします。

あおったキャッチコピーで受講者の方に参加してもらっても、セミナーの内容がショボかったら、受講者の方の期待度は非常に下がって(信頼性の低下)
結果的に逆効果になる。

なので、

・いかに受講者の関心をひきつける方法を考え
          ↓
・その集客方法と相応のコンテンツ(セミナー企画)を提供するか

が重要なわけです。


2)全体の利益構造の設計が難しい

セミナービジネスをしていると、どこで収益を得るかに頭をひねります。

一回完結型のセミナーの場合、客単価を上げないと利益を出すのが
非常に難しい。

4,000円~5,000円の受講料でも、場所代を引いたら、ほとんど利益が残らないのです。

さて、この状態で、いかに利益に繋げる布石を打っていくか?

よくあるパターンとしては
セミナー終了後に、

・無料相談会に誘導する
・高額教材の販売に繋げる
・より受講料が高めのセミナーに誘導する

などの方法がありますね。

セミナー講師をしている方で儲かっている方は、この利益構造の設計と、
バックエンドビジネスへの繋げ方がスマートです。


3)運営面のノウハウを得るまでが大変

これも実際にやってみて初めてわかったことです。
セミナーをつくる側になって、受講者の方の反応を見て、知見をためていく項目です。

・セミナーの講演時間は何分がよいのか?
・休憩を入れたほうがよいのか?
・アンケート用紙の作り方はどうする?

などが、基本的ですが重要な運営面の事柄です。これらは経験値が物をいいます。

セミナーは、開始から60分~90分程度経った時に、休憩を入れるのがベターです。

なぜなら、受講生が疲れてくるからです。

特に平日の夜に開催すると、この受講者の疲れが如実に出てきます。
集中力が途切れてくるのが見て取れます。ですので、途中で休憩をはさみ、受講生の方にリフレッシュしてもらう。

そうすれば、満足度も上がったり、セミナーの内容が頭に入るため、
バックエンドビジネスに繋げやすくなったりします。

アンケートですが、聞く項目としては、

・「今後もメール等で連絡してもよいか?」の承諾を得たり
・このセミナーを何で知りましたか?(流入経路)
・セミナーテーマ以外にどんな分野に関心がありますか?(マーケティング)

などです。このあたりは最低限押さえておきたいですね。

その他、運営面のTipsとしては、セミナーの開始前は会場にBGMを流しておくことでしょうか。

開始前に会場が無音状態だと、空気が張り詰めて、受講者も緊張したり、
転じてその緊張感が講師に伝わって、講師自身も話しづらくなるなどのことも起きたりします。

これらのノウハウは、実際にやってみて、運営フローを作り、
ブラッシュアップしていきましょう。


きょうは、セミナーをつくる側に回ってみて実感したことを
お話ししました。

最後に、これらの事柄はどうやって改善するか?ですが

・受講する側の視点に戻る

というのが大切だと思います。

他社のセミナーに行ってみたり、様々なビジネス書籍、ビジネスモデルからヒントを得るのです。

ユーザー側の視点で思ったこと、感じたことをメモに残しておくのが良いですね。

思ったことを細かく記録しておき、自分のセミナー企画に活かす。
できるだけ、どのような感情を抱いたのか?どう思ったか?などディテールを残しておくのがポイントです。

では!


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