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現実と自分の世界が矛盾する人々について 二階堂奥歯「八本脚の蝶」

久しぶりに読書。書店にて美しい表紙が目に止まったので帯を見ると、若くして亡くなった女性の日記をまとめたものが今回文庫になったらしいとわかり、その場でタイトルを検索したところ同タイトルのウェブサイトが検索画面に現れて結構驚いた。結局、ウェブで読めるならと文庫は買わず、その日のうちにウェブの日記は読み終わってしまった。ちなみに、サイトでは最後の日記がトップにきているので衝撃的な感じになってしまっています。読みたい方はリンク貼っておきますのでそちらからどうぞ。 八本脚の蝶読み終わ

    • 高野山旅行記2019

      おかざき麻里の阿吽という漫画がある、空海と最澄、同時代を生きた二人の僧侶の生き方を描いた漫画で、今も継続中だけど、この空海がめちゃめちゃ格好いい。めちゃめちゃ格好いいと言っても恋愛要素はほぼなく、橘逸勢に「空海はそんなことに興味ない」と言われる始末。 空海は修行の途中である山を訪れる。そこではツチグモ一族と呼ばれる渡来人の一派が集落を作って暮らしており、その人々から「にうつ様」と呼ばれる一人の女性の形をした神が山を守っている。ツチグモ一族やにうつ様は「秦の者」と呼ばれる人々

      • 佐渡旅行記2019

        日々の生活でがっかりしたり、今までの自分を少しだけ捨てないといけないことが積み重なったりして、なんだかなあと思うことが増えたので2019年の夏は佐渡に行くことにした。幸いにして盆の期間中、知り合いが佐渡に滞在していたので日程を調整して会うことになった。 実家のある富山県の魚津から鈍行列車で2時間弱、直江津に向かい、そこからバスで10分で本土と佐渡ヶ島の連絡船が出ている佐渡汽船直江津港に着く。私は間違えて逆向きのバスに乗ったので直江津のなんかよくわからん道としか言いようがない

      現実と自分の世界が矛盾する人々について 二階堂奥歯「八本脚の蝶」