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毎日読書#219 『みその教科書』(岩木みさき)

親しみやすいムックのようなレイアウトで編集がされていて、ポップで明るくて今っぽい。しかし、いざページを開くと、そのガチっぷりに驚いてしまう。

味噌と一口にまとめてしまうのがもったいない。その広さと深さが堪能できる、味噌をガチで知り、楽しむ手段を伝えてくれるガチな一冊です。

アマゾンから目次をお借りするが、味噌の基礎知識としての第一章、使い方の第二章、最後に日本人のソウルスープ「味噌汁」の第三章という構成。

【目次】
■第1章 みそってどんな調味料?
みその歴史は日本の歴史?
誤解が解けるみその分類
よく聞くけどよく知らない 〝みそ語〟辞典
地図から読み解くみその地域性
みそなくして語れない 武将の出世物語
……など

■第2章 みそを使いこなす
〔米みそガイド〕
製造方法/米みそ味わいカタログ/米みそレシピ/全国米みそ蔵めぐり
〔豆みそガイド〕
製造方法/豆みそ味わいカタログ/豆みそレシピ/全国豆みそ蔵めぐり
〔麦みそガイド〕
製造方法/麦みそ味わいカタログ/麦みそレシピ/全国麦みそ蔵めぐり
〔合わせみそガイド〕
製造方法/合わせみそ味わいカタログ/合わせみそレシピ/自宅で楽しむ合わせみそ
お気に入りみそに出会う
タッパーで気軽に作れる手前みそ
……など

■第3章 やっぱりみそ汁がすき!
マンネリ知らず! みそ汁の組み立て
だしいらずの自家製インスタントみそ汁
洋食に合うマグカップスープ
おかずになる具だくさんみそ汁
夏バテ防止に疲労回復冷や汁
……など

とにかく味噌のことなら何からなにまでという内容で、教科書の名に恥じない内容なのだけど、ベーシックな所を知れるのがとてもありがたい。第一章を読むと、味噌の種類について、あまりにも無頓着だったと気が付く。

材料に塩分濃度に熟成期間、様々なパラメータの組み合わせで個性が作られるのが味噌なのだけど、自分で買い物するときは、なんとなくラベルの様子を見て、普段用に白と、たまにアクの強い野菜をやっつけたい味噌汁を作るときに赤を、程度の買い方だった。

しかし、実際には、それぞれの味噌には、その味噌が発生した地域の食の歴史的背景があり、その味噌に適した使い方があり、料理の方法がある。本書では、それを知る事が出来るのだけど、さらにそこから突っ込んで蔵の特色などに入っていく。さらには、合わせ味噌や手前味噌にも言及。ちゃんと大手味噌メーカーもフォローしつつ、深入りしたくなった人のための蔵見学ガイドまで。

なんという充実っぷり。

何が凄いって、蔵紹介からレシピから、歴史からなにから、すべて著者が自分の足で調べて書いているという事。

思った以上にガチで本気でしっかりした教科書でした。おススメ!

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