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毎日読書#217 『知っておきたい「酒」の世界史』(宮崎正勝)

酒好きは読むべきだ! 酒が好きじゃない人も、なんで人が酒を飲むのかわからないという方も、是非読んでもらいたい。

人間の有史以来の歴史は、色々な見方や解釈があるけど、農耕や畜産の歴史かもしれない。戦争の歴史かもしれない。科学や数学の歴史かもしれない。帳簿とか会計の歴史も面白い。一つ間違いなく言えるのは、酒の歴史でもあるということ。

人類、酒好きすぎ。

最初は単なる偶然だったであろう人類と酒の出会いは、文明を発展させることで得た穀物を、あれやこれやとアルコールに変えて行き、それ自体を文化の領域まで育て上げた。

今の時代、ありとあらゆる酒が造られ、飲まれていて、個人ですべてを追いかけるのは無理なほどだ。代表的な区分の中だけでも何百、何千種類と製品があり、それぞれにストーリーがある。本書では、そんな酒の歴史の明るいところ、暗いところ、不思議なところを余すことなく伝えてくれる。

すっごく面白かった。



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