Introduction to my note

皆様おはようございます、こんにちは、こんばんわ。
唐突に恐れ入りますが、こちらの記事を御覧下さい。

"考古学:ヨーロッパで最古の人類が存在した年代を決定"
https://www.natureasia.com/ja-jp/nature/pr-highlights/14823

こちらは、かの有名な論文雑誌Natureに3月上旬に掲載された論文でございます。
皆様このタイトルを見て、
「なんやこれは」となったのではないでしょうか?
僕もなりました。そして考えました。

「なんやこれは」にも色々ありますよね。

・そもそも何のことを言っているのかさっぱりわからない文章
もあれば、
・言っている言葉は理解できるが、その意味や価値がわからない文章
そんなのもありますよね。

今回、後者じゃないでしょうか?
上のタイトルにある「考古学」も「ヨーロッパ」も「人類」もわかります。

ただ、"ヨーロッパで最古の人類が存在した年代を決定"
なーんて言われたところで、「それが何?何の価値があるの?」となる。

色鮮やかなこの世界において、一体それがどんな点でどんな色なのか、
他の線や点とどんな関係で結ばれているのかを立体的に捉えることができない。

白いキャンバスに一つだけ打たれた点を見て、良いとか悪いとか言える人がいないように、関連する情報や背景を知らないと、その価値を見出すことはできないでしょう。

かく言う私も、そんな一点を前に立ち尽くしている一人の人間
自己紹介が遅れました。私Semiと申します。

生物学、古生物学、自然史、宇宙史が好きな、しがないサラリーマンでございます。
「好きな」と「サラリー」は全く結びついておらず、専門の研究者でも無ければ、学生の時その分野をかじっていたわけですらありません。

ただ大学〜大学院時代、「論文を書く、読む」に関するいろはを、
ある研究分野における一流の先生から強烈に叩き込まれました。
それは単なる手法論ではなく、論文に触れる上での「哲学」のようなものでした。
(色々と思い出しつつ、どれだけ強烈だったかについてもいつかお話しできればと思います)

それから年月が過ぎ去った今、私はまだまだ人間的にも「何かを学ぶこと」についても二流三流です。
しかし、その時経験して私に微かに残っているものが、「好き」という想いと混ざり合い、ふとした瞬間に私を「論文」というこの世に打たれたブランニューな点へと向かわせていました。

こちらのnoteでは、私SemiがNatureに掲載された論文を素人なりに読み解き、調べたことや自分なりの理解を皆さんと共有しながら、一緒に世界という大きな大きな絵を楽しめる、そんな内容にしたいなと思います。

I love sense of wonder.



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