ライドカメンズから見る個人的所感


前置き


※この記事は、ライドカメンズ他に対する苦言等が主軸ですが、極めて個人的な感想であり、プレイヤー、および関係者クリエイターに対するものではありません。
 どうにもネットの海に愚痴のタンを吐き出したくてたまらなかった厄介オタクの我慢できなかった吐しゃ物感想文です。悪しからず。
 感情100%の批判意見すべからくNOという方はブラウザバックを推奨します。

プレイした結論


 吐き気がするほど面白くなかった。

どこでダメだったのか

 プロローグからシナリオの展開、キャラクターの動き、根拠、性格すべてが受け付けず。
 本当にこれでいいのか……?という言いようのない不安感にさいなまれ、第一章途中○○の拉致の流れで、限界が来ました。
 その後の初戦の流れは平成仮面ライダーのテンプレのようなものを感じましたが、それだけ。
 一章の読了から、アンインストール、となりました。

何がダメだったのか

 ネタバレ大丈夫そうなプロローグの流れで言えば

1. 戦闘員が出てくる
2. ライダー候補生が「畜生許さねえ、ぶっ飛ばしてやる」
 ↑ モチーフ含め、そうなるのはわかる
3. 他の候補生が「あいつら銃を持ってるぞ」
 ↑ 立ち絵でも出てる、分かる
4. 熱血バカ候補生「かまわねえやってやるぜ」
5. 敵、攻撃の構えの描写
6. 熱血バカ候補生「銃はずるいぞ」
 ↑ !?
7. 熱血バカ候補生「ちくしょう、おぼえてろよ」
 ↑ 頭痛が痛い

 こういうのもなんですが、せめて撃たれてください。

 敵も敵で、銃を構えて威嚇だけしかしていないんです。本当に何もしない。
 なんというか、特撮の水戸黄門感というか、「悠長に話しとる場合かー」VS「突っ立ってないで仕事くらいしないかー」という、特撮だから許されてる描写ではあるんですが、緊迫感も何もなく、ただひたすらにシュールなんですよ。
 逃げる候補生を突っ立ったまま逃がすし。乱戦ならともかく描写的に横整列で、誤射の危険もないと思うのですが。実際のテレビなら撃ってると思いますけどね。
 全キャラポリゴンで、動きがある分、余計にできの悪いお遊戯会を見てるそら寒さを感じたのでした。舞台の、イメージで保管する描写でもなく、役者全員が自分の動きをわかっておらず、舞台の上でもじもじふらふらしてしまっているような、いたたまれなさです。
 
 私は乙女ゲーム初心者でありますが、この展開でハラハラするんでしょうか。あれをスリリングな展開ととらえるのが普通なのであれば、私の感性の問題でしょう。
 そして、後に説明しますが、私の感性に問題があるようだ、と思っています。

 追記になりますが、正直、これなら2D立ち絵でよかったんじゃ?と思いますね。変身シーンは2Dアニメーションですし、何故3D立ち絵なのかこれがわからない。

ゲームシステム的にどうなのか

 いろんな人が言ってますが、ゲームの主軸の育成システム自体は〇イドルマスターやウ〇娘のような形式のようです。私はいずれも触れていませんので、比べてどうか、という感想はできませんが、面白いとは思えませんでした。
 というのも、そもそもわかっていたことですが乙女ゲームテイストの時点で、ゲーム性よりも「キャラ萌え」に特化している作りです。私のように、初見で「イイ」と思えない人間が本来触れていい作品ではないんです。
 何人かに相談して言われましたが、私はメインターゲット層ではないので、合わなくて当然なのだと。

 言ってしまえば、愚かにもゾーニングを踏み越えて喚いてる愚か者です、今の私は。

評価しているプレイヤーへの疑問

「乙女ゲーム」として評価している部分は何も言わないんです。私がその方面について初心者だから。

「仮面ライダーのゲーム」としてお勧めできるのはどこですか?
 
 背景にいつもの工場が出るから?
 キャラクターの関係性がモチーフそのままだから?
 キャラクターの行動がモチーフそのままだから?
 仮面ライダーのゲームだから?
 仮面ライダーのキャラクターが出ているから?
 
 散見する評価する部分が「らしい」とか「ぽい」とか「やったほうがいい」なので、わからないんですよ。

 システム面とかロードとかバグについてはもうスルーしていいでしょう。バンナムから出てるわけだし。

何故プレイした、し続けたのか

 プロローグの時点でやめれば傷も浅いだろうに、何故一章の読了までは続けようとしたのか。
 単純に、面白くないというだけの評価とは別に、やはり面白いという評価もあったからです。
 特に、ゲームシステムではなくキャラクターの造形、シナリオ、演出方面でですね。
 というのも、このゲームのシナリオには、エグゼイドやゼロワン、ギーツなど本職ライダーの関係者が関わっており、ぶっちゃけそこに期待していたんです。
 私はキャラクターよりも、そのキャラのバックグラウンドや活躍で推しを決めるタイプなので、たとえゲームとしてクオリティはどうであれ、話を読めば楽しめるかもしれないと思っていたのです。
 まして、モチーフが明確に存在するのであれば、そういう描写もあるでしょう。でもそうはならなかった。ならなかったんだよ、ロック。だからこの話はここでお終いなんだ。

この記事を書くに至った理由

 素直に「やっぱバンナムゲーだわww」って流せなかった、どうにも込み上げるものがありました。
 正直、この記事は不要なものです。楽しく遊んでいるプレイヤーにも、ゲームを作ったクリエイターにも、アイデアをまとめ上げ完成までこぎつけた関係者にも、今運営しているスタッフにも不躾なものです。
 そこまで自覚しておいて、なぜ言語化して、こうやってネットの海に放流したのか。
 ゾーニングを自ら踏み越えた人間の末路として自己満足したいからだと思います。そして、この気持ちを出力して、落ち着きたい、というものがあります。

 私は厄介オタクです。
 故に、昨今の作品の「ここがいいよね」に全く同意できずに同じジャンル・コンテンツが好きだったはずの周囲からおいていかれているような気がしているのです。
 それが、この焦燥感と不安感と嫌悪感なんでしょう。
 正直、近い反応や「そうじゃないんだけどなあ」くらいならいいんです。人それぞれの感想だし。
 ですが、「いい」と「ダメ」では生息エリアが違うんです。そして私はおろかにも、ダメな場所から、いい場所をうらやんでいるわけです。
 それがどうしようもなく悔しい。「いい」と思えないことが、悔しいんです。
 なぜなら、コンテンツは「いい」方向にしか発展しないのです。商売ですから。
 必ずしもそうとは言えない?そうでしょう。それは時と場合による。
 
 ですが、今世の中の流れは、私の好きなコンテンツが「私のダメなもの」の方向にしか進んでいない。
 だから、私は私が好きなものを好きでい続けるために、「いい」と思えないといけない。

 ダメならダメでいいのでは?
 離れて好きなものを見てればいい?

 それでも、私は仮面ライダーが好きだし、新しい仮面ライダーを見たいんです。離れるなんてできないし、見てきたものだけを見続けるだけにはなれないんです。
 だから、こうやって吐き出す羽目にまでなる。
 私は厄介オタクです。

何が言いたいのか

 普通の仮面ライダーのソシャゲとか出ませんか?
 コンテンツを作ること、続けることって、並大抵のことじゃないのはわかってるんですが。
 
 何故奇をてらい続けるのか。スタンダードがあるから、搦手が輝くのであって。
 今私の中でくすぶってるライドカメンズの、何が辛いって、ライドカメンズがどう、じゃないんですよ。

 仮面ライダーのゲームが、ライドカメンズしかないんですよ。

 放置ゲームや、アングリーバードじみたやつ(有料)はありますけど、それは更新されないわけですし。
 普通のソシャゲとして、仮面ライダーがないのが、寂しいのです。
 パズ〇ラのパクリでも、昔のカードでも、ガッチャードならケミーカードで〇戯王やってもいいわけじゃないですか。
 それがない。それどころか変化球一つ。
 これが多分一番モヤついている部分だと思っています。

 普通に、仮面ライダーのコンテンツに触れたかったな。

 そういう話でした。

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