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さだまさしさんのお庭から         vol.16 秋桜

『ゆだねられた悲しみ』 『秋桜』

さださんのファンで『秋桜』を知らない人はいないだろうと、勝手に思っています。
穏やかな季節に庭で揺れる秋桜、伝統的な日本家屋、苦労という言葉が珍しくない時代に母娘が寄り添って過ごした時間とそれぞれのこれから―リアルタイムで聴いていた私でさえ、自分が結婚する時には既にかけ離れた情景となっていました。それでも胸に切なく響きます。
これが20代の独身男性の作品なのですから、さださんはやはり只者ではありません。

「コスモス画家」と呼ばれる、荒木幸史さんという画家がいます。長崎県諫早市出身で、画面いっぱいに描かれたコスモスが特徴的です。ひとつひとつがとても繊細で、飛び立ちそうな程躍動的なコスモスは、背景と共に見る者を圧倒します。
諫早湾を見降ろし雲仙岳を望む白木峰高原は、県内有数のコスモスの名所です。併設されているコスモス花宇宙館には荒木さんの作品が数点飾られています。

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