ピサのレオナルド
さあ、クイズの時間です。
このクイズの正解を得るのに必要なのは、紙とエンピツ、そしてあなたのすばらしい頭脳と、それをちょっとだけひねってもいいかな、という優しいきもちだけ。
答えがわかったらコメント欄に記入してください。
Here we go !
■記念すべき第2回問題
■続いて前回第1回の答え
いつまで待っても、誰一人のお答えもない中、袖で顔を拭いつつ、いってみましょう!
では解答です。
別解を見ていて、未知数が4つ、方程式が4つなら、これを解けば具体的な解が求めると思われるかもしれませんが、上の連立方程式は4つがどれも独立しているわけではありません。例えば、
④=①+③ー②
ですので、これだけでは4つの未知数を決定することはできません。
ですがここで知りたいのは、b1とa2のどちらが多いか?ということですので、それだけならば、こちら(別解)のフランクルさんのやり方の方がエレガント(elegant)ですね。
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このクイズの答えから学ぶことができるのは、
「ギブアンドテイク(give and take)は双方にとって公平なんだな」
ということです。自分のなにがしかを互いに交換することで、お互いに相手の幾分かを自分のものにできるのです。しかも、きっちり同量だけ。
人間や組織の付き合い方は、正にこれに限りますね。
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<発展問題>
さて、でもここでもう少し考えてみると、今はギブアンドテイクを1回したわけですが、これをもう1回してみるとどうなるでしょうか?
これもフランクルさんの考え方が有効です。2回目の後にも未知数a1,a2,b1,b2たちは同じ連立方程式を満たしますから、交換されるのは「まったく同じ」量です。
そしてこの事情は1回目、2回目だけではなく、何回ギブしてテイクしようと同じです。
だとするともうひとつ疑問が出てきます。
n回ギブアンドテイクをするとして、このnをどんどん増やしていくと、その量はどうなるのでしょう?
考えるだけでワクワクしますね。
でもこの問題はわたしにもみなさんにも宿題にしておきます。
もしわかった方がおられたら、どの回でもかまいませんので、コメント欄にご記入ください。
それではまた次回にお会いしましょう!
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