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これから インフルエンザ 退治します

From just now on,I'm going to get rid of the flu.

今回のことばは特に格言というわけではないけど、なんとなく威勢が良くて、聞くと元気が出るような気がすることばです。

誰かがこう言っているのを聞くだけで、インフルエンザ、こっちまで治りそう。

どうしてそんな気がするのかなあ?と考えたんですけど、「これからインフルエンザを退治します」っていうことは、今現在この人はインフルエンザに罹患している認識があるっていうことですよね。

これが「インフルエンザに罹らないように予防します」だと、それほど威勢いい感じがないと思う。

まずはインフルエンザに罹ってあげたわけで、そこらあたりに、なんか余裕のようなものがあって、それから後に、じゃああなたを退治します、っていうのがまたいいんですよね。

まずは相手を認めてる。相手って言ってもインフルエンザなんですが。

まずは、かかってきなさい、と。
然《しか》る後、じゃあ今から退治するよ、と。

「退治」ですから。

退けるだけじゃないんですね。その後ちゃんと治めてあげる。

だめじゃない、こっち来ちゃ。
自分んとこでしっかり暮らしなさい。

ここら辺の感じは、そういえばちょっと前、NHKで「熊を叱る男」っていう方を拝見させていただきましたが、あんな感じかなあ。

新型コロナウイルスで大変なことになっている昨今、どうもまずいことばのような気がしないでもないです。

ですからこのことばの使い方としては

「今ちょっと風邪気味だけど、大丈夫マイ・フレンド」
「心配してくれてありがとう。本当にありがとう」
「風邪にだって前向きに明るく対してるよ」

とかってときに使えばいいと思います。

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『ウッチー ファースト写真集』より

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