記憶巡りの旅3

ふーー。
記憶を思い出すのは難儀である。
ピンポイントにある記憶と次のピンポイントまでの境。ここが多分重要思考を生み出して谷のポイントのはずなんだけど、谷から見つけるんは大変なんや。
ぼんやりしか覚えてないが、10歳くらいになって昔撮ったビデオテープを見つけて、家族で見てみようや。となった。
冒頭、俺が歩行器に乗せられてあまり思い通りに動けず泣いている。その奥には兄たちが大型のブロックか何かで遊んでて馬鹿笑いしていた。
母さんが掃除しながら映っていたが、俺には見向きもせず。映像でみると、その自分が悲しい立ち位置にいるのに、母はなにもしてくれない、そんで父はビデオに夢中。あっ俺って家族ではこの立ち位置だったのかな。って感じた。
今までもいじめられてるとか憚れるとこそんなことはなかったけど、4番目となるとの扱いってこんなもんや。むっちゃ切ないなと、その時感じた。
涙は出さない性格だけど、この時はただ可哀想な赤ちゃんがいるという視点で涙が出た。

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