抗がん剤終了後4か月の変化
抗がん剤治療が終了したのは昨年の12/28。
手術は、年明けの1月末。
そして、現在放射線治療中。
術後、分子標的薬の点滴は3週間に一度。
ここらへんは、迷った。
なんせ「ガンは体にないんでしょ?」という思いが私も、家族にもあったから。
乳房と脇の下のリンパにもガンはなかった。
けれど、最初の画像診断の時に、胸骨のリンパにガンがあったから(抗がん剤後の画像には映っていない)、というのといわゆる「標準治療」が私の場合、術後の分子標的薬+放射線治療があるからだ。
もちろんもうガンにはなりたくない。
その予防だと言われたら迷う。
予防の治療だって、健康な細胞を傷める可能性は高い。
そんなこんな考えて出した結果は「やる」でした。
とにかくもうガンにはなりたくないので、治療をちゃんとして、日常生活も健康に気をつけていけばいいんじゃないか?と思ったから。
治療で再発しない、とは思っていない。
治療後の生活を以前のようにはしないことが大事だと思っている。
ちゃんと寝て、体力もストレスもギリギリの仕事をせず、健康を優先して、人生を楽しむ。
そういう生活にすればいいんじゃないか?と思っている。
放射線治療は、最初のうちは副作用が少ないという説明だったが、案外私は気持ちが悪い。吐き気まではないけど、なんか乗り物酔いしたような感じ。
調べたらどうやら本当に「放射線宿酔」っていう症状があるみたい。
10日くらいで収まるらしいけど。
何となく納得。
さて、抗がん剤終了後の体の変化です。
抗がん剤を投与している時は、
・頭髪…ほとんどなくなる。ただ、EC療法3週間×4回の後のドキタキセル+ハーセプチン+パージェタから、少しだけ生え始めた。それも終わってからはどんどん生えてきた。後ろ髪と横は伸びるのが早いけど、前髪は遅い。だからしばらくウィッグは手放せない。
・眉毛・まつ毛…EC療法までは健在だったけれど、だんだん少なくなり、まつ毛はほぼなくなって、眉毛ほんの少し残っただけだった。もともと眉毛は濃い方で、描くことがほとんどない人間だったが、さすがにアイペンシルは手放せなかった。冬だしウィッグと帽子被ればいいや、と思って結構適当に描いていた。夫曰く「まつ毛ないし、眉毛描かないと、結構人相違うよ」と言われてた。これも終了後3月くらいには何もしなくても困らない程度に復活した。
・体毛…こちらもほとんどなくなり、手入れが楽だったけど、すぐ生えてきた。実感として「毛ってすごいな~」と思っている(笑)。
・爪…親指は黒くなってしまって、手の指も足の指も凸凹してしまった。平らな爪が生えてくると、それまでの爪が二枚爪になって、脆いからすぐはがれてしまい、痛かった。爪がないと不便なんだなぁ~ということを実感した。今は、手の爪は完全復活。足の爪はもうちょっと。
・吹き出物…抗がん剤投与中は、顔色は悪かったけど、肌がすべっすべだった。肌荒れが全くない。シミもない。細胞が不活発になったせいだと思われる。抗がん剤終了したので、またちょっとブツブツした感じの時がある。
・足の裏のしびれ…ドキタキセルの後半から、足裏がしびれてきた。今も少し残っているが、それほど気にならない。EC療法~ドキタキセルまで点滴投与中、看護師さんに内緒でこっそり足も冷やしてたんだけどな。
・脇の下…抗がん剤投与中は脇の毛も生えてこなくて、これまた楽だったけど、抗がん剤終わったら、まだうっすらだけどちゃんと生えてきた。特にリンパを取った左側の方がしっかり生えてきた。
術後、脇の下にしびれというか皮膚感覚が違うところが今も残っている。これはなくなる人もいれば、ずっと変わらず残る人もいるらしい。普段はそれほど気にしてはいない。
・リンパ浮腫…時々だるくなるので、マッサージしたり休めたりしている。ただ、4月から親指人差し指中指にしびれが出始めた。なので、リンパ浮腫か?ハードに動きすぎたか?と焦り、病院に問い合わせたけれど、リンパ浮腫の問題ではなさそう。(腕の太さも左右変わらない)この痺れは結構気になる。動かさなければ気にならないけど、力の入れどころがわからない感じが不便。しびれる前に、首の付け根あたりが痛い時があったので、頚椎かな?と思い、そっち方面で診てもらうこともしている。
全部が抗がん剤のせいとは限らないからねぇ。
・体力…ドキタキセルの時は、体がすごくだるくてだるくて、ちょっと歩いただけでも足が進まなくなってた。「体力が落ちちゃったのかな~」と思っていたけど、投与が終了してしばらくしたら、割と普通になって、足のだるさも取れた。「あぁ、抗がん剤のせいだったのか~」とホッとした。
・体のこわばり…ドキタキセルの途中から、ふくらはぎがずっと痛かった。それは今でも多少続いている。それから、体のこわばりがひどくなって、つい最近まで朝起床時や、しばらく座っていて立ち上がると、お年寄りみたいな感じで歩き出しが辛かった。何歩か歩くと普通に歩けるようになるし、しょっちゅうストレッチしていると動きは良くなるけど、すぐにしゃがむのも痛いし、これには困っていた。
しかし、手のしびれのことで、整体に行ったところ、手のしびれはまだ残っているけど、体のこわばりがだいぶ楽になった。筋バランスと骨の問題があったんだな、とわかる。しばらく定期的に通おうと思う。
・術後の肩回り…入院中から腕を動かしていたので、入院中に腕が上まで上げられるようになった。ドレーン入れている間は無理してあげなくていい、と言われていたけど、ちょっとずつちょっとずつ自重を使いながら動かしていた。退院後初の診察でも先生から「あ~、すごいすごい」と言われた(腕が上がっていないと注意されるらしい)。なので現在、動きについて困ることはない。
ぶら下がり健康器でようやく足を離せるようになった。腕をぐるんぐるん回すのは平気になっても、手術したところが突っ張っていて、体重を腕にのせると、そこが伸びないような痛みがあった。でも、今はそれがなくなってきた。
◇◇◇
こんな感じです。
子ども達ともほとんど普通に遊んでいます。
肩回りの動きがあまり良くない(というか、動かし方によっては硬さを感じる)ので、水泳をぼちぼちやりたいな~と思っています。
体力的には、まだ日中頑張ると夜ぐったりします。
焦らず、楽しみながら少しずつ体力は取り戻していこうと思っています。
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