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なぜか、頑張れない理由は?

「どうしても、頑張ることができない」

そんな人がいました。

いつも頑張りすぎることもよくないと思いますが、
必要な時に、頑張れないと、結果も出なくて、悩んでいらっしゃいました。

その人は、なぜ、頑張ることができないのでしょうか?

ただ単純にやる気がないだけなのでしょうか。

やる気が全くないのは、なぜなのでしょうか。

過去を紐解いていくと、原因が見えてきました。

その人が子供の頃、自分なりに頑張っていたことがあったそうです。

頑張って、頑張って、でも、うまくいかなかったそうです。

『すごく努力したのに、無駄になった』

子供心にそう思ったのです。

本当は、頑張って、うまくいって、親にも褒められたかった。

しかし、結果としては、うまくいかなかったのです。

本当は、“頑張った” というプロセスを親に認めてほしかったのに、うまくいかなかった

という結果が残ったのです。

そのとき、『自分はダメだ』自分は欠けている

なんて思い込みができたのです。

そして、“頑張ってもうまくいかない” 頑張っても、結果、残念で、無念で、どうしようもない気持ちになるだけ、

だったら、頑張らない方がいい

頑張って、うまくいかなくて、残念さ、無念さを味わうことを避けるため、『頑張れない』というパターンをつくり出したのでした。

それは、傷つくことから、自分を守るため、だったのですが、大人になり、何をやろうとしても、頑張れない現実を体験していたのでした。

その後、その人は、上司に恵まれました。

その上司は、失敗してもOK、結果ではなく、挑戦することや、頑張ることのプロセスを大事にし、評価をしてくれるタイプの人でした。

うまくいっても、いかなくても、出し切る

ということができるようになり、頑張れない

というパターンを抜け出すことができたのです。

その上司に出会えなければ、その人は、ずっと『頑張れない』と言って、空回りして、悩み続けていたかもしれません。

何回も、繰り返し起きる不本意な現実があったら、自分の中に思い込みがあるかもしれません。

自分では、なかなか気づけないものです。

まずは、現実を丁寧に見つめ、『自分のパターンも自分を守るために、発動しているんだ』

と、良い悪いなく観察することで、気づけるかもしれません。

でも、気づいて手放すことができれば、もっと楽に生きることができます。

大人になった今、不必要な思い込みは手放して、本当の自分を生きていけるといいですね。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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