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【SELFの本棚】#018 「観察を楽しむ 特徴がわかる 岩石図鑑」西本昌司 著

(SELF編集部: かつ しんいちろう)
あちこちで起きる地震、福徳岡ノ場の噴火による軽石の大量漂着、トンガの大噴火による衝撃波が起こしたとされる潮位の上昇。わたしたちの住む地球という星から目が離せません。

今回ご紹介する本は、「岩石図鑑」です。そうです、そのへんに落ちている石の図鑑です。
石は、地球が作り出したものです。よーく見ると、その生成の過程がわかります。

この本は、愛知大学の西本昌司(にしもと・しょうじ)教授がまとめた入門書的な図鑑です。マグマから生まれた岩石の仲間「火成岩」、降り積もって固まった岩石の仲間「堆積岩」、そして熱と圧力で変化した岩石の仲間「変成岩」の3分類で主な岩石の解説を行っています。

分かりやすい解説と、ハンディなサイズ、さらにQRコードを読み込むと岩石薄片の偏光顕微鏡の動画を見ることもできます。
散歩をしながら、この石はなんだろう?どうやってできたのだろう?と考えると、土地の成り立ちも想像できて楽しいですよ。

石の中には様々な鉱物も入っているので、それをオニギリに見立てての解説もユニークです。

これまで岩石に興味がなかったという方も是非。


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