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【SOUUコミュニケーターまほの鹿児島訪問記】#004 阿久根市 後編

こんにちは。鹿児島県庁18階コワーキングスペースSOUUのコミュニケーターをやっております門田真穂と申します。
人と人とを繋げるコミュニケーターとして、県庁に訪れていただいた方と鹿児島全体もコネクトしていきたい!そのためにはまず鹿児島を知るところから!ということで、鹿児島県内を訪問し、紹介していく訪問記。

下園薩男商店の下園正博さんに阿久根市をご案内いただいた後編です。前編では下園さんがやられていることを中心に伺いましたが、今回はいよいよ阿久根市の魅力をたっぷり紹介していただきます!

港町珈琲焙煎所

下園薩男商店のメイン工場を訪れた後、お連れいただいたのは空き物件をリノベーションして4/1にオープンしたばかりの「港町珈琲焙煎所」。

写真①/港町珈琲焙煎所

店頭でコーヒーを入れてくださった石川さんは地域おこし協力隊として京都から移住してきました。

写真2/石川さん

京都では空きビルのリノベーションや、五条通りという通り沿いで駐車場やお店の軒先を借りて行う「のきさき市」という市の開催といった活動をされてきたそう。「場づくりを通して価値を再定義し、人々を変えていく」そんな仕事をされてきました。
しかしオーバーツーリズムが進む京都にいる中で、古い建物を作り直して中長期的に見るということが重要視されなくなってきていると感じ、街を面白くする仕事は続けたいけれどエリアを変えようと地域おこし協力隊として阿久根に来ることを決意したそうです。
阿久根に来られてからは前編でご紹介した下園薩男商店のイワシビルにも携わっています。
「阿久根の地域資源を使って、人とお金が育ったら阿久根に使う。しばらくはお店を作るのと小さい雇用を産んでいくのが目標」とのこと。
お話を聞きながらいただいたコーヒーのカップには可愛い鳥が。これは綺麗なさえずりで有名な「イソヒヨドリ」だそうです。

写真3/カップに描かれたイソヒヨドリ

阿久根漁協

石川さんとお話しした後は、近くの漁港へ。ちょうど水揚げをしているところに遭遇しました。私自身水揚げを直接見るのは初めて。漁師さんたちの活気に圧倒されました。

写真4/漁港
写真5/水揚げされた魚

阿久根駅

お腹が空いてきたのでお昼ご飯へ。向かったのは薩摩川内市と熊本県八代市を結ぶ「肥薩おれんじ鉄道」が通っている阿久根駅です。

写真6/阿久根駅

現在の駅舎は「ななつ星in九州」を手がけた工業デザイナーの​​​​水戸岡鋭治さんがデザインしてリノベーションされたもの。中には待合室や図書コーナー、キッズルームなどがあり、学生さんが集まって勉強していることもあるそうです。駅としての使われ方だけではなく地域の人々が交流できる場にもなっています。

写真7/図書コーナー

阿久根駅の中にある食堂へ。「さば飯」をいただきました。まずはそのままいただいて、その後は一緒についてくる出汁をかけて出汁茶漬けに。さばと出汁の旨味が相まって、とても美味しかったです。

写真8/さば飯

A-Z(エーゼット)

お腹がいっぱいになったところで、次にお連れいただいたのは鹿児島では有名な大型スーパーセンター「A-Z(エーゼット)」です。年中無休、24時間営業で「AからZまで」という名前の由来の通り、品揃えが豊富なこのスーパー。鹿児島県内で何店舗か展開していますが、実は阿久根に本社があるとのこと。店舗に到着して、まず目に飛び込んできたのは入り口前に飾られた軽自動車。A-Zでは車も売っているというのだから驚きです。

写真9/A-Zでは車も売られています!

店舗内に入り、下園さんが案内してくださったのは醤油コーナー。陳列棚が種類豊富な醤油で埋め尽くされています。こんなに多くの醤油を一度に目にしたのは初めて。

写真10/醤油で埋め尽くされた陳列棚

阿久根で作られている醤油だけをまとめているコーナーもあります。ここに来れば誰でも、お気に入りの醤油が見つかりそうです。

写真11/阿久根の醤油を集めたコーナー

ともまち珈琲

A-Zを後にして向かったのは、「ともまち珈琲」。今年の3月にオープンした阿久根市脇本の寺島宗則記念館近く、海沿いにある珈琲屋さんです。ちょうど私たちが到着した時、お店のウッドデッキでは地元の方たちが海を眺めながらお茶会をしていました。

写真12/ともまち珈琲

そこで私たちを出迎えてくれたのは、店主の松木さんと鈴木さん。

写真13/出迎えてくれた鈴木さん(左)と松木さん(右)

アイスのカフェオレをいただきました。眼前に広がる綺麗な海を眺めながら飲む一杯のコーヒーは格別。店主の松木さんがこれまでいろんな国を旅されてきたことや、鈴木さんはヨガインストラクターであることなど気さくにお話ししてくださいました。

美味しいコーヒーをいただいて、次に足を運んだのは「脇本海水浴場」。白い砂浜が見渡す限りずっと続いていて、ため息の出るほど綺麗な光景です。季節風の影響から、特に冬になるとサーフィンをする人たちで賑わうそうです。

写真14/脇本海水浴場

道の駅 阿久根

阿久根市の1日旅もそろそろ終わり。最後に下園さんが寄ってくださったのは「道の駅 阿久根」です。こちらは港町珈琲焙煎所でお話を伺った石川さんが代表を務めている「まちの灯台阿久根」で改修をし運営も行っています。海に面していて、夕方は夕陽が沈んでいくのが綺麗に見えるそう。今回は時間が合わなかったのですが、次はぜひ夕陽を見に訪れたいです。

写真15/道の駅阿久根

物産館コーナーには阿久根で作られている商品が数多く並んでいます。

写真16/物産コーナー①阿久根の名産ぼんたんを使った商品
写真17/物産コーナー②阿久根で作られているつけあげ

入り口付近にはコーヒースタンド「sunset&coffee」と「ごほうびドーナツ」というドーナツ屋さんもあります。実はこのコーヒースタンドでは「ともまち珈琲」でお会いした松木さんが2年半働かれていました。そこから独立して「ともまち珈琲」をオープンされたそうです。

写真18/sunset&coffee

今回の阿久根訪問。1日かけて阿久根の魅力をたっぷりと実感できました。
「阿久根は話好きな人が多く、どこに行っても話が弾む。どこに行っても知っている人がいるということが住みやすさに直結している」と下園さんがおっしゃるように、今回お連れいただいた場所では、行く先々で色々な方が気さくに喋りかけてくださいました。
また海沿いを移動することが多かったのですが、その海の鮮やかな青さがとても綺麗だったことが強く印象に残っています。

阿久根の美味しい魚を食べて海沿いをドライブし、コーヒー屋さん巡りをしてイワシビルに泊まる。次回はそんな一泊二日の阿久根旅も最高ですね。

今後も鹿児島県内の各地域を訪問し記事として連載していく予定です。我が町にもぜひという方がいらっしゃれば、ご連絡お待ちしております!!


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