【受託事業】#001 瀬戸内町カードゲームで体感するSDGs研修
2021年2月16日火曜日。鹿児島県の奄美大島の南の端にある瀬戸内町(人口約8,700人)。町の物産館の大会議場に平日にも関わらず約40名の町民の方々が集まりました。町役場の方、町議会議員、町の事業者、島でオンライン授業を受けている大学生など年代も職種も様々ですが、皆さん瀬戸内町に住んでSDGsに関心のある方々。
サステナブルな地球環境を保全するために、海の環境について瀬戸内町で体験しながら学ぶ学習型観光を進めていきたいという瀬戸内町の意向で、その基本となるSDGsの概念をカードゲームを使って学ぼうと、研修会が開催されました。
依頼を受けたSELFから、2030SDGs公認ファシリテータの大岩根尚と野崎恭平が派遣されました。
「SDGsとは?」という基本的な概念のレクチャーの後、楽しみにしていたカードゲームの開始です。
皆さん、真剣に自分の住む地域を何とかしようとプロジェクトに取り組みます。
良かれと思って行っていた経済活動で地球は大変なことになってしまいます。そこから、色々あって地球は少し良い方向へ。でも2030年の目標にはまだほど遠く。
皆が考えている策を共有し、「それ、イイね!」と共感し。
私は、今回のことを通じて1年以内にこんなことをすると宣言し。
次に、SDGsを達成しないと大変なことになる気候変動の現状と今後の予測、そしてそのメカニズムについて大岩根博士のレクチャー。いいことだからやろうね!ということではなく、私たちが地球で生活を続けるうえで切羽詰まったテーマなのだと実感。
研修を研修で終わらせず、今日考えたことを小さくてもすぐにアクションへということの大切さがわかりました。
最後に全員で、山本美帆さんの素晴らしいグラレコで研修全体を振り返り。始まった時の自分の気持ち、カードゲームをやっていて前半戦と後半戦の気持ち、そして危機的な気候変動の現状を知った時の気持ち、などを振り返りました。
4時間という短い時間でしたが、次のアクションにつながる素敵な研修でした。
この研修は、研修で終わらず、瀬戸内町役場の施策に織り込まれたり、参加した大学生が瀬戸内町の小中学生に伝えるにはどうしたらいいかと新たなゲームを開発したり、参加した人が「こんな研修あったよ。」と伝えたりと、地域コミュニティの中でお題目でないSDGsがジワジワ広まろうとしています。
SELF 「カードゲームで学ぶSDGsの基本」 22万円(税込) +交通費・宿泊費