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鹿児島県庁18階 整備への道 #001 ものがたりの始まり

2021年夏、鹿児島県庁18階コワーキングスペース整備事業業務委託という事業の公募が行われました。鹿児島県の顔である鹿児島県庁の最上階全てを大幅にリニューアルし、鹿児島に新しい風を吹かせ たくさんの事業を芽吹かせていこうという企画です。ありがたいことに、公募開始後すぐにたくさんの方から「SELFでやれないか?」というお声がけをいただきました。

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今年1月に、代表理事3人で県庁に行った時に桜島がきれいでたまたま撮った(野崎、須部が映り込んでいることすら意識しなかった)写真。この時も「この場所すごくステキなのに使われていないのもったいないね」という会話をしたのを覚えています。まさか半年後にこのような形で関わることになるとは思ってもいませんでした。

眺望は素晴らしいですが中心市街地からは少し距離もあったりで、中央駅前のLi-Kaワークラウンジや、名山のmark MEIZAN等と比較して考えると ”ちょっと仕事をしにいく”ための場所としては明らかに不便。わざわざ行くだけのよほどの理由がないと、ここ県庁18階に(県庁が期待しているような)人が集まり、クリエイティブな化学反応が次々と起こっていくのは難しいだろうと誰もが(県庁の皆さんも)考えましたが、理事会で「だからこそ、私たちがやるべきじゃないか?」とチャレンジしてみることが決定。

片手間でできるほどの事業ではないため、法人化したばかりの私たちにとってはいろんな意味で大きな(大きすぎる?)チャレンジだということはわかっていましたが、県庁の最上階に、県庁と一緒に新しい場を作るということに理事全員が大きな意味を感じていたのだと思います。

企画の当初から、コンセプトの中心には「」というキーワードがありました。こちらはまた次回以降に詳しく想いや構想を書いていきます。

今回のコンペで特にステキだったのは、質疑応答とは別に、受付期間中2回も県庁との個別の「対話」の機会が設けられていたこと。企画書提出→評価という一方的なものではなく、県庁側のみなさんの「こんな場にしていきたい」という想いや、私たちSELFの「18階がこんな場になるといいと思う、こういう事業を考えている」といった想いなどを正直に話し合うことができましたし、県側のしなやかでポジティブな姿勢に何度も触れていくことで、この人たちとなら必ず良い場を作っていくことができるという確信のようなものがゆっくりと出来上がっていったように思います。

それだけではありません。前に進むごとに「自分も一肌脱ぐ!」という心強い協力者たちが、どんどんと増えていくのです。みんなずっと前から鹿児島に対して熱い思いを持っていて、こうしてつながり合う機会を待っていたのかもしれません。

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県庁18階概要

鹿児島県庁は真ん中に大きな吹き抜けがあり、2階以上は どのフロアも口の字の形をしています。18階は北、東、南の3面(西側は厨房がありますが、一般の立ち入りはできません)で、エレベーターのドアが開くと、鹿児島のシンボルでもある桜島と錦江湾がドーンとお出迎えしてくれます。

全面ガラス張りなので桜島はもちろんのこと、鹿児島市全体をグルっと見渡すことができますし、美しい夜景や、内之浦や種子島から打ち上げられるロケットも!見られるという最高の眺望です。

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北(鴨池公園側):159㎡
東(桜島側):155㎡
南(マリンポート側):172㎡ ※旧レストラン
            ー18階整備事業 仕様書より

秋ごろからはリニューアル工事が始まっていく予定ですのでリニューアル前の18階をご覧になりたい方は今のうちに遊びに行ってみてください。

この3面全てが今回リニューアルされ、北側・東側は来年4月以降も無料で立ち入り・利用が可能、南側の以前レストランだったフロアは4月以降、私たちSELFが運営する有料のワークラウンジとなる予定です。

次回は、3面をどのように整備していくかのお話。ここにもたくさんのドラマが詰まっていますのでお楽しみに。(続く)


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