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間接民主制と議会制民主主義はいつまで続くのか?

(文:SELF編集部 かつ しんいちろう)

支配者が一方的に政治をするのではなく、市民が政治に参加して話し合って決めるやり方が民主主義です。日本は民主主義国家です。

規模の小さい集団では、その地域の人々が全員集まって話し合いで物事を決めることができます。人々が直接政治に参加するので、これを「直接民主制」と言います。私が暮らす奄美の集落では、「常会」と呼ばれる全員参加型会議で物事を決めます。

ところが集団の規模が大きくなると、全員が1ヶ所に集まることが難しくなります。そこで、代表者を選び、選ばれた代表者が集まって話し合う方式をとります。これを「間接民主制」と言います。

現在の市町村議会、県議会、国会などは「間接民主制」の下で運営されています。

地域のことを決めるのに、以前は物理的に集まる必要がありました。しかし今ではオンライン会議もマイナンバーによる本人確認が進めばオンライン投票も可能なので集まる必要はありません。自分の意見を誰かに託すのではなく、自分で届けることが可能です。

市民の十分なリテラシーも必要になりますが、直接民主制を大人数で試行してみる国も出てくると私は予想しています。被選挙人にすべての事を任せるのでなく、自分たちの生活の事は自分たちで考えると案件が多すぎて回らなくなるかもしれません。ただ、以前のインフラによって整備された制度のままで良いのかの見直しは必要です。

他方、首長は一人のリーダーとして選ぶ必要があり続けるのだろうと思います。それはなぜなのか?議員とはどう違うのか?についてはまたの機会に。

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